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バリ方向の曖昧な表記について
- 金型の製作において、バリ方向の表記に曖昧な部分があります。
- 図面にはバリがどの方向に発生するのか明確に書かれていなかったため、設計者との間で意見の違いが生じました。
- 抜き方向やパンチ方向といった表現は曖昧であり、統一規格の必要性が問われています。
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確かに客先によってパンチ方向、ダイス方向と記入した図面を貰うことがありますが、当然コンパウンドとプログレッシブでは異なりますよねー。私は、台湾や中国で仕事をしているので、まともな表現でも異なる解釈をされることが多いので、必ずダレ面が成品図のどちら側になるかを確認する様にしています。
プレスの方向では間違いが起きやすいので加工後の形状で指示してます。 バリの方向が影響する設計の場合 どちらがダレ面かを図面に指示します。 (バリ側を指示することはないです。バリを認めることになるので) それで加工しにくい場合は相談の上優先すべき所を残して その他はバリ取りか面取りの指示をします。 まあ多少バリがあった方が助かる場合もあるのですが・・・ どっちでも良いときは、図面に何も書きません。
曖昧な表現はこの業界の悪しき習慣。自分も最初戸惑いました。 地域性だけでなく会社単位で違うのですから困ったものです。 質問のバリの方向ももちろんですが、図面(データ)によっては板厚の方向がわかりづらかったりすることもあります。 一度、基準面と板厚側双方にあちこち寸法が入っている図面が来たことあり、こちらの確認不足もありましたが、うっかり面データに板厚オフセットを反対にしてしまったことがあり、曲げ型2工程全て作り直したことがありました。 自分はこの仕事をする前に、広告関連の営業をしておりましたので、不明なこと、曖昧な部分はクライアント(発注元)に確認する習慣があったので、「この仕事は曖昧があたりまえ。その都度確認をしなければならない」と自分に言い聞かせています。 時には発注元に確認を取ることもありますが、その時は、例えば回答1さんにもあるように、「バリ方向、プレス方向」といったように、理解しやすい言葉を選ぶようにしております。 また、順送型、コンパウンド型、抜き落し型など、プレス方向とバリ方向が変わる(時には外形と穴も)場合も多々ありますので、「先方も勘違いしないようこちらが気を回す」くらいに気を使って丁度いいくらいだと考えます。 「この場合、コンパウンドでは外形と穴のバリは同じ方向でこちら側ですが、抜き落しは、穴はこちら、外形は反対側でこうなります」と、図面に書いて確認を取るようにしています。 私が思うに、残念ながら語句や表現の統一はしばらく無理だと思います。「俺様」が多い世界ですからね。自分のルールが世界のルールって感じでしょうか。 しかし、若い世代に代わりつつある今が、もしかしたら統一するチャンスかもしれませんけどね。啓蒙していく良い方法を考えてみるのもいいかもしれません。
「「バリ発生面」と書いてあれば迷う余地など無いと思うのですが」 いやいや、その書き方では困ります。 たとえば順送、形状がそうですねハット形状としましょう。 レイアウトはラフブランク、ドロー、ピアス、トリム(で抜き落とし) そして上型がオス、下型がメスとします。(どちらでもいいですけれど) そうするとブランク、ピアスは上からのピアスでバリは下にでます。 ですが、トリムで製品抜き落としもしてしまうと製品のバリは 上向きと反対になります。 もし、製品抜き落としのレイアウトではなくキャリアー(スクラップ) で製品を切り落とす場合のバリ方向は下。 なので「抜き方向」と言われているほうが、レイアウトの縛りがなくなります。 大体、多くはピアス中心に抜き方向が製品図にかかれているのでは? 自分的には今の表現が一番いいと思います。 ちなみに「パンチ方向」ですが、この表現より「プレス方向」 とあるほうが誤解が少なくて済みます。 パンチと表現してしまうとオスだけでなくメスでもパンチの時がありますので 誤解を招きます。