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RS485 3線接続の必要性の説明方法
- RS485は3線接続が必要な理由とは
- RS485のSG端子の重要性とは
- SG端子がない場合の対処法は
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既に回答が出ていますが、原理的な説明を簡略化した資料が ここ↓にあります。 http://www.datadynamics.co.jp/integrity/documentation/appnote_r1.pdf 他者に説明するときは案外使えるかも(2,5ページ)
毎度JOです。 この手の質問はネット上で時々投稿されます、 回答から言ってしまうとSGが必要無い可能性も有ると言う事です、 これはRS485の動作が認識できれば納得出来ます 1)RS485は差動信号 2)送信側のICは、そのICの電源の範囲内で差動出力をしている 3)受信側のICは、そのICの電源の範囲内でコンパレートしている 以上が回答の全てです、上記の条件が満たされていれば通信出来ると言う事です、 SGが配線されていれば上記の条件が満たされます、 ではSGが配線されていない場合はどうなるか? 要点は「そのICの電源の範囲内」です、SGが配線されていれば送信・受信の各ICはGNDが共通なので問題無いのですが SGが配線されていない場合、送信側の機器と受信側の機器のGNDレベルで通信出来るか出来ないかが決まってしまいます 送信側の機器と受信側の機器のGNDがアースされていて、GNDレベルが同電位であれば通信出来ます、 しかし送信側の機器と受信側の機器が絶縁されていて、誘導や容量結合等でGNDレベルが「振られていると」通信出来ない事になります、 受信側のICから見て、終端抵抗に表れる差動電圧が受信側のICの電源電圧の範囲内にあるかどうかで決まります 2線式でこれらのGNDレベルの問題を回避する為には絶縁型の通信ICを使用します、 絶縁型の通信ICは、送信・受信の回路のみがICの電源から絶縁されていますので、 送信側の機器と受信側の機器のGNDレベルの影響を受けません。 >>一方は絶縁型、もう一方は非絶縁型の場合も、2線で接続できると考えていいのでしょうか? 1対1の通信なら、どちらかが絶縁型であれば問題有りませんが、 通信ケーブルに誘導などのノイズが乗る可能性のある環境では注意が必要です、 又、1対複数のマルチドロップ場合では、1台までは非絶縁型でもOKと言う事になりますが、前記のノイズに注意が必要です。 追記 >>絶縁型通信IC使用 : 2線のみ接続でOK これは「可能」という意味で、絶縁型でもSGの配線があれば、より安定します。
お礼
JO_O 様 回答いただきありがとうございます。 絶縁型というのがあるのですね。 ご説明いただいた事を、言い方を換えてまとめると、 ・絶縁型通信IC使用 : 2線のみ接続でOK ・非絶縁型通信IC使用: 3線の接続が必要 但し、非絶縁型の場合でも、機器間のGNDレベルが同電位(かそれに近い)状態である事が保証されるなら2線のみ接続でもOK。 という事ですね。 ならば、SGが無い機器は、絶縁型ICを使っていると推測されますね。 ところで、一方は絶縁型、もう一方は非絶縁型の場合も、2線で接続できると考えていいのでしょうか?
SGが必要か不要かは分かりませんが 下記資料を全部読むと恐らく高速になるとSGは必須になるらしいと言う事は推測可能 低速短距離であれば、必ずしもSGは必須ではないらしい http://japan.maxim-ic.com/appnotes.cfm/an_pk/3884 RS-485の長距離化と高速化はどこまで可能か? http://www.miyazaki-gijutsu.jp/ データ伝送基礎講座 http://www.anybus.jp/technologies/canopen.shtml http://www.anybus.jp/technologies/cclink.shtml http://www.anybus.jp/technologies/profibus.shtml >相手機器にSG端子が無い場合、どうすればいいか? SGとFGが短絡されていて、FG端子のみ有る場合も有るし SGもFGも無い機器も有るし
お礼
lumiheart様 アドバイスありがとうございます。 MAXIMのサイトを読みましたが、速度に関わるのはシールドの有無であって、SGの有無では無いと思います。 逆に、「ヒントと秘訣」の項に、「適切な配線:RS-485は差動伝送を規定しており、それにはグランド線に加えて、信号を送信するための2本の信号線が必要になります。 」との文があり、やはりグランド(SG)は必須であるという認識は正しいと確信する事ができました。 但し、何故?というところは、この文章では理解できません。 ”差動伝送”の詳細が理解できていないからだと思うのですが、この辺りに詳しい方のアドバイスが頂けるとありがたいです。 宜しくお願いします。
お礼
plus様 ご回答いただきありがとうございます。 GNDの接続について、具体的な方法とメリット・デメリットが示されており、大変勉強になりました。 こういった資料があると、工事担当者に説明する場合に、説得力が出るので助かります。