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X線に現れる余分なピークについて
- X線初心者ですので、アドバイス頂けると幸いです。
- アルミニウム板をX線で測定しておりますが、23度付近に余分な一本のピークが現れています。
- 低角側に関係のないピークの原因を知りたいので、アドバイスもしくは関連するX線の本を紹介していただけると助かります。
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X線回折を専門にしたことが無いので間違っているかもしれませんが、Steadyなピークが現れるなら、結晶内部構造に起因したものと考えられます。可能性として双晶部ピークが考えられるのではないでしょうか。 http://www.jstage.jst.go.jp/article/jhts/31/6/357/_pdf/-char/ja/ は参考になりませんでしょうか。
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圧延時に圧延油をお使いになられていたらその油脂成分が表面に残ることがあります。 圧延油を完全に取り除くにはそれに合った溶剤でしっかり落とす必要があります。 ご参考までに。
お礼
ご回答頂きありがとうございます。 圧延前にロールをアセトンで拭いてから使用し、 圧延後、試料をアセトンで超音波洗浄しております。 圧延の影響かどうか、 圧延前の試料で再度測定してみたいと思います。
確認されたピークがブロードで、ピークサーチしても 物質が同定されないのであれば、ポリマーかもしれません。 サンプルの固定にテープや接着剤を使っていませんか? X線が150μm厚さのAlをどの程度透過するかは分かりませんが、 ガラスまで透過している可能性は考えられませんか? ガラスは非晶質なので低角側にブロードなピークが現れます。 試料ホルダに金属板を使用するか、ガラスのみで測定すると 試料ホルダの影響がわかると思います。
お礼
ご回答頂きありがとうございます。 サンプルの固定には何も使用せず、ガラス製の試料ホルダーに 乗せた状態で測定しております。 補足ですが、 サンプルは一枚のAl板を150μmに圧延し、切り出して測定しておりますが、 切り出したサンプルを5枚測定し、全てに同様のピークが見られました。 再びアドバイス頂きありがとうございます。 すぐに確認してみます。
お礼
ご回答ありがとうございます。 双晶部ピークは考えていなかったので、 双晶部について勉強してみたいと思います。 資料まで付けて頂き、とても感謝しております。 誠にありがとうございました。