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圧延機の張力の設定

クラスター圧延機でステンレスを圧延している。(リバース方式)  ・素材SUS430板厚3.0 3.5mm→0.3~0.5mmへ圧延する。   ・張力AGCで張力設定(ユニット)入り側・出側を同値に設定している。 ・圧延中の張力表示は常に入り側が出側より値が大きく変化して表示する。    質問   厚みの厚いパス(1~4パス)の加速・減速時に張力が異常に変動することがあり厚みも大きく変動る。何故ですか?教えてください。 張力が異反動していることは中間rollかワークロールがスリップしているのでしょうか?

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noname#230359
noname#230359
回答No.1

誰からも回答がないようなので、現場で立ち会っていた時の経験での一般的な事を書きます。 原因は二つあると思います。 一つは元の熱延コイルの板厚が前後端部で変動している事があります。ご存知のように連続ミルでも最終端が第一段ロールから離れるに従ってバックテンションが変ってきますので、AGCを付けていても板厚は多少変動します。 第二はフィード側のコイルの巻き締まりです。熱延コイルにしろ冷延3~5パスくらいのコイルにしろ、ロールを離れた時点で巻きが緩んでいます。これが巻き締まるまでは、後方張力が安定しない事が見受けられるようです。 特に板厚の大きいところでは、この影響が大きく出ている可能性があります。 前後張力の問題については、圧延理論の教科書か添付のURLの文献を参照してよく考えてみて下さい。 http://www.iis.u-tokyo.ac.jp/~yanlab/publication/PublicationPage_J.htm 実操業での張力の配分は各社のK/Hにつきお教えできませんが、圧延後半に行くに従って前後張力差を小さくするのが一般的のようです。 なお、連続ミル云々は熱延の事です。冷延レバース圧延開始の時、両側のマンドレル間でコイルを張りますが、その時のコイルが完全に巻き締まっているかどうかは、現場でよく見てください。(技術屋にとって"無い筈"という思い込みが一番危険です。)

noname#230358
質問者

補足

アドバイスありがとうございました。     熱延コイルを酸洗し軽くスキンパスをかけたコイルを購入しレバース圧延で所定の板厚にします。従って巻き締りなどは無いのです。     レバースで入り側と出側に同じ張力と圧延荷重をかけて圧延すると  理屈として板は出側には進行しないと考えるのです。   張力AGCなのでアドバイス頂いた素材のバック個所でゲージがプラスになった時、入り側張力が強く作動しゲージを正常にしようとします。すると,さらに出側へ進行しなくなり主ロールがスリップして異常な張力とゲージの変動が発生すると考えるのです。    ・レバース圧延機で入り側は出側張力の何%増か?同じか?何%減か?   で圧延しておられるか教えて欲しいです。

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