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チップの選定:加工時に起きるマイナス0.1の問題に対処する方法
- S45CFSの加工時に起きるマイナス0.1の問題を解決するためのチップの選定方法について教えてください。
- チップの形状や材質によって切削油の効果を最大限に引き出し、切削粉の細かさを向上させることができるのか知りたいです。
- NTK、ZM3、CP7、京セラのチップも試してみましたが、まだ解決策が見つかっていません。何か他のチップの材質を教えていただけませんか?
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おはようございます。 まず、寸法がいきなりマイナスになるのは、構成刃先が発生していると思います。 ウチでもS45C(特に炭素鋼)はよくこのような現象がおこります。 加工した表面が光らずに白くなってませんか? ?対策としてやはり切削スピードを上げることが手っ取り早いと思います。 S1800→S2500~S3000 F0.04→F0.05~F0.08(場合によってはF0.1) 上記は加工条件などによって出来ない場合があるかもしれませんが、構成刃先を抑えるにはとにかく切削スピードを上げるのがベストです。 ?PV7020はサーメットコーティングですのでS45Cとの愛称は良いと思いますが、持ちはやや落ちますが、TN60などのムクのサーメットの方が構成刃先は抑えれると思います。仕上げのブレーカーはもちろん研磨ブレーカー(G級)で! ?あと、仕上げ代が片肉で2.0mmなので切削抵抗が大きすぎると思います。 そのため、チップが加工途中に少し動いている可能性もあります。もう少し荒を多く削って仕上げに負荷がかからないようにした方が良いかも・・・。 上記はあくまで私個人の経験談ですので、加工の際は十分ご確認の上、トライしてくださいね。 健闘をお祈りします。がんばりましょう!
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対策はすでに出ているようなので、割愛します。 構成刃先は徐々に成長して行って、大きくなるとボロッと取れるイメージだと思います。取れるときに刃先が一緒に欠けてしまう場合があります。 肌が悪くなるので、すぐに分かります。
よく似た回答になりますが 1.切削速度が遅い サーメットなら最低でも切削速度150m-min できれば200m-minに 2.コーティングサーメット はじんせいの高い柔らかめのサーメット(母材) に 硬度を上げるためにコーティングしているので コーティングが剥げると 一気に摩耗が進行します そのために切削抵抗が増え 55°のチップなので 抵抗から刃先が動かされたのではないかと思います 対策 ホルダー たぶんセンターねじ止めのみ だと思いますが ダブルクランプ式のホルダーが良いと思います(名の通り2カ所クランプ) タンガロイ サンドビック 等が出しています 対策 チップ 材質をより硬度の高いサーメットにする 3.ホルダー のチップのV型の接地面が摩耗していませんか? その場合2.で言っていることが顕著に出ます 4.構成刃先 も勿論考えられます サンドビックにチップの裏面に溝がありズレ防止をしているのを見つけました
お礼
Chloe さん、回答有難う御座います。 「3.ホルダー のチップのV型の接地面が摩耗していませんか?」 確かにホルダの処理(黒色)が剝げて地の色(鉄色)が出てますね! 「4.構成刃先 も勿論考えられます」 構成刃先についてですが一度マイナスするとそのまま寸法は安定(約15個)してました。 構成刃先とは着いたり剝がれたりする物だと認識してましたがどうなんでしょうね? おっしゃる通りダブルクランプとより硬度の高いサーメットを試してみたいと思います。 ちなみにS45CFSと相性がいいのか分りませんがNTKのZM3がそこそこいいですね!外観は初めから白っぽくサーメットの様に奇麗に挽けませんが寸法も安定していて試したチップの中では一番効率がいいかもです。
お礼
早速のアドバイスありがとうございます。 PV7020は寸法の変化はなかったんですが50個ほど加工して挽き目がすんごい悪くなってしまいNG。 荒の取り代は製品の形状上いまより多くとれません。 切削スピード上げてトライしてみます。