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コンデンサのターンデルタ損失について
- コンデンサのターンデルタ損失とは、コンデンサが高周波信号を通過する際に生じる損失のことです。
- ターンデルタ損失は、コンデンサの内部に存在する抵抗とインダクタンスによって引き起こされます。
- この損失は、コンデンサの設計や周波数によって異なるため、低損失なコンデンサの選択が重要です。
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例えば,50Hz200Vの正弦波の電源に10μFのコンデンサを接続すると,0.628Aの電流が流れます。電圧×電流を計算すると,126.5VAです。(この値を見せかけの電力という意味で皮相電力といいます。) 理想的なコンデンサは,電力を消費しませんが,tanδが0.01(=1%)のコンデンサであれば,126.5VA×0.01=1.26Wの電力を消費してしまいます。tanδの値が小さいほど理想に近い優秀なコンデンサを意味します。 理想コンデンサは,印加した電圧の位相に対して,電流の位相が90度進みます。tanδの値が大きいほど,位相差は90度から減少します。例えばtanδが0.01(=1%)の場合は,atan(0.01)分(=0.573度)だけ位相差が減少して,89.427度になります。 昔のコンデンサは,誘電体として紙に絶縁油を染みこませた構造のものが一般的でした。このようなコンデンサでは,紙が吸湿した場合などtanδの値が大きくなるので,劣化の指標としても活用されています。 現在のコンデンサは,プラスティックフィルムを誘電体としたものが多く,tanδ自体も小さく,吸湿などでも劣化もしにくくなっていますが,tanδの増加は,劣化を示す指標であることは間違いありません。 前の回答者の方がESRというという略語を使っていますが,これは「等価直列抵抗」ということを意味するものです。直列抵抗もコンデンサに交流電流を流した場合に損失を与える要素であって,tanδに変換して表すことも可能です。
俗に「タンデル」なんて呼んでいます 理想のコンデンサから、現実がどれくらい離れているかを見る尺度の一つです (3)の回答にあるように、充放電回路などでESRと共に気になる項目です
タンデルは電源、インバーターなど充放電の激しい使い方をするときには特に重要です。通常のコンデンサではすぐにパンクしますので。 ようするにtanδの悪いコンデンサは充放電のときに熱がでるのです。
タンデルタ(タンデル)は tanδ のことで、電圧と電流の位相差が、 理想である90度からどのくらいずれているかを表す指標です。 理想角度90度からのずれ自体がδなのですが、tanをつけるとリアクタンス からレジスタンス(ずれ分)に換算がしやすいのでtanしています。 ちなみに、tanδは値が小さい方が良く、普通0.01とか0.001といった 値です。測定周波数によっても違うので注意が必要です。
”ターンデルタ損失”ではなく,”タンデル”とか”誘電正接”で検索すればすぐ出てきますが....
お礼
"ターンデルタ" ではなく "tanδ" だったんですね 聞き間違いだったようです ありがとうございました