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立形M/Cと横型M/Cについての特徴と利点、欠点
- マシニングセンターを検討していますが、100mm角の銅の部品加工を形状精度3μmくらいで行うのに、立形マシニングセンターが良いのか横型マシニングセンターがいいのか悩んでいます。
- 立形マシニングセンターは、垂直方向に主軸が配置されており、作業スペースが狭いため、小型の精密加工に向いています。一方、横型マシニングセンターは、水平方向に主軸が配置されており、作業スペースが広いため、大型の加工に適しています。
- 立形マシニングセンターの利点は、小型かつ高い精度での加工が可能であり、作業スペースの効率的な利用ができることです。一方、横型マシニングセンターの利点は、大型の部品や複数の部品を同時に加工できることや、作業スペースの広さによる柔軟性があります。欠点としては、立形マシニングセンターは作業スペースが狭いため、大型の部品や複雑な形状の加工には向いていません。横型マシニングセンターは、精度がやや劣る場合があります。
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販売に関わる者です ワークサイズ・材質から見て機械の選定は非常に広くなります。 この場合の選定基準の参考にして下さい。 1.加工精度(これで相当絞り込める) 2.ロット数(立形か横型の選定の元) 3.スペース・現場環境(設置場所の温度環境・振動等) 4.価格(予算) まず、1.に関して 機械の精度はカタログ上はそれほど差が無くなっているのが現状です。 しかしながら、摺動面の構造・主軸構成・ソフト・加工技術には 大きな差が有る事は事実です。 2.に関して 加工数量が多ければ横型が有利ですね。 テーブル旋回を付加した機械なら斜め穴や斜面の加工が簡単になります。 3.に関して これは立形の方がやや有利、機械のメーカー・種類 も非常に多いですね。 機械のカバー内を恒温室化出来る機械も有ります。 4.に関して 標準機は安くても OP を付けると価格が逆転と言う事も有りますので 競合させての購入は「仕様を明確に」する事です。 その為に、しかっりとした打合せと確認が必要です。 最後に私個人の機械に対する考え方として 「機械加工は振動との戦い!!」 同サイズの機械で位置決め精度も同等でも切削能力に大きな違が出る事も有ります。 「主軸の作り込みが選定の目安になります」 回転数や馬力でごまかされず、良い精度と仕上がり面が重要ですね。 主軸に超音波振動素子を組み込み 積極的に振動を利用する主軸も開発されつつあります。 微細加工には有利な特性もあり、今後を注目しています。 http://www.yitc.go.jp/Houkoku/data/H14/H14-12.pdf#search='超音波振動 主軸' 某、リニアのメーカーは主軸の内製化で品質の維持が課題のようです。 良く確認の程を。 今年は 2年に一度の JIMTOF(国際見本市) が開催されます。 各メーカーは 展示用の新機種を必死に開発中!! 時間的に余裕があれば JIMTOF まで待ってから選定に入れば如何ですか。
縦と横の違いは御理解された様ですし、立型での私見と自分なりに色々なサイトを見た時の感想などを言いたいと思います。 【100mm角の部品加工を・・・】と有りますが、他に大きいサイズの加工も検討されているのでしょうか? 加工機メーカでも同じシリーズでも加工可能ワークサイズが違う物が各種出ていますので、そこらへんも考慮した方がいいかもしれません。 ・メーカーによって精度重視orそれなりの精度でコスト重視の物が有る (例)A社 高精度Zシリーズ Z150・Z450・Z600等・・・ ・加工機サイズが大きい物で小物の高精度加工は厳しいかも・・・ (大は小を兼ねるとばかりは言えないです、剛性やサイズによる専用設計等) ・加工時に往復距離の短い加工の場合はリニアも検討価値ありかもしれません。(ボールネジだとネジピッチが大きい場合、熱が発生しやすく精度を求める加工の際には大変かも) ・オプションは作製内容が単品大量加工の場合は厳選した物で良いでしょうが、多品種少量で新しい内容の物も行うか行いたい場合は現状使用しないオプションも一応しっかり確認して考察だけでもした方が良いかも。 (後付の不可の物や可能でも設備購入時よりも割高になる場合も有る) 以上、自分が簡単にですが思いついた内容です。 私の働いている所の機械はここで回答なさっている諸先輩方の所の機械よりもレベルの低い機械だと思いますのでツッコミや訂正箇所等様々有ると思われます。 私個人としてはリニア駆動の立型MCでHSK規格の焼きばめor油圧チャックツールを購入し、現在行っている加工依頼以外の仕事も行ったりしてみたいと日々夢見ておりますが(笑) 自分もいざ新規設備購入の話が来た場合や自分から働きかける場合を考え、 商社やサイト・展示会等を見てきましたが 各社様々な物が有り、目移りしてしまうので大変ですよね(^^;) ちなみに加工機サイズは【100mm以下で銅やアルミ等の非鉄系や軟削材】に 特化した加工機との目安がハッキリしているので 多少でも選択範囲が絞れるのではと思いますよ。 価格と精度・・・難しい所ですよね(汗)ここの過去ログ等も参考になるので 是非御覧になっては如何でしょうか? 最近はボールネジもリニアも色々と試行錯誤されて精度や他のメリットも多くなっていると思います。 ボールネジが悪いと言う事では有りませんので誤解なさらないで下さいね(^^;) (実際、高精度加工機でボールネジ使用の方が数多く有りますし、高精度の代名詞的なY◎SUD◎もボールですしね) 又、聞いたところによるとソデ〇ックのリニアの立型は結構安いような話を聞きましたよ。 それと加工機メーカーへのテストカットは通常の手段ですが、 その後のメーカーからの営業等が頻繁になる等は無いのでしょうか? (経験が無いので解からないのですが、他のメーカーに決まった際は顔を合わせ辛そうですよね(汗)) 後、商社から聞いたのですが工具メーカーも各社加工機を保持していますので そこへ赴いて見学したり裏話等を聞くのも手かもしれませんよ(^^)
お礼
ありがとうございます。 加工物サイズは、100mm角以下で銅とかアルミ等の部品加工に特化した機械にしようと考えています。その中で、価格VS精度で検討しようと思っています。 確かに、リニア駆動は精度的に良いと思うのですが価格が高いので、二の足を踏みます。 形状加工精度3μm程度ではボールネジでは心細いかな~~。
精度の差は無いでしょう。機械の作り込みによる。 横型のメリットとして ?ワークセットの自動化対応が容易 ?両側面がパレットを回すだけで可能。回転や付け替えを含めると5面まで ?切粉の排出がしやすい 欠点は特に?の反対。1品モノのセッティングが面倒。見にくい。 横型使った経験は無いのですが、外注先を見せてもらって評価するなら、横型でやってる処はプラスポイント付けます。 縦型は?の問題の解決が難しく、無人運転となると不安が残り、また時間内でもついつい覗きたくなります。横型は心配せずに動かせます。 あとの2項目は、決定的な差ではなく、見にくいとかも『プログラム、加工条件に自信ないの?』と自分のことを棚上げして評価します。
お礼
ありがとうございます。 多くのメーカさんで、小型の機械では立形が多いのはセッティングと見易さを考慮されているからなのかもしれません。 精度の差がないようならば、立形の方が検討対象になりそうです。 ありがとうございます。 各メーカさんは、立形が圧倒的に多いので主流かと思いましたが、横型も捨てがたい魅力があるのですね。 もう少し悩んでみます。
お礼
ありがとうございます。 益々悩んできました。 各メーカにサンプル加工して頂き、価格・精度・設置面積で判断したいと思います。(実施して頂けるかどうかわかりませんが・・・。)