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引張試験と硬さ試験について
- 引張試験と硬さ試験の比較を解説します
- 硬さ試験が引張試験に比べて有利な点とは何でしょうか?
- 引張試験と硬さ試験の特徴や使いどころについて詳しく説明します
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三つの回答が出ておりますが、本来硬さ試験と引張り試験はまるっきり別な事象を測っておりますので、本来比べるべき物ではありません。 ただし、材料と熱処理等をがほぼ同じ物であれば、硬さで強度を推定することは出来ると思いますが・・・ 広い範囲で(異種材料の比較等)ということでしたら、比べる物ではないと思います。
Q1 硬さ試験は引張試験に比べどの点が有利なのでしょうか? A1 信頼性は劣りますが、管理方法でカバーすれば、一般的にコストが安いです。 * 試験機購入価格 * 試験に要する時間 * 試験品の再使用 等々で、硬さ試験の方が有利で、コストが安くできます。
岩魚内さんの回答とダブリますが、 引張試験は、破壊試験であり、試験片を採取、加工して、試験を実施する必要があるので、費用も時間もかかります。 硬さ試験は、試験方法によりますが、本体表面を直接測ることも出来ますし、小さな試験片を採取すれば測定できる等、費用、時間がかかりません。 但し、硬さは相対的な測定値であるために強度との相関は条件でずれるので、正確な強度が欲しい時には問題になります。 また材質、熱処理、塑性加工、表面処理等で、強度、硬さの分布があるものでは、硬さであれば、測定範囲が小さく取れるので、測定が可能ですが、引張試験では、分布の測定ということは難しいところです。 細線では、硬さを測定するのに試験片の調整、加工が必要になるので、反って引張試験の方が簡便になることもあります。
・硬さ試験=殆どが非破壊試験。製品は使える ・引張試験=破壊試験。 の違いでしょうか? でも、硬さ試験はあくまで製品の表面のごく一部分しか見れないので、高い信頼性を要求する製品では、試作確認時点や、製品でも抜取りで引張試験を行うものもあるでしょう。