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亜鉛メッキされた鋼材に焼付塗装した際の変色
- 亜鉛メッキされた鋼材に焼付け塗装を施した際、内側の非塗装面に黄色の変色が出る問題が発生しています。
- 変色が出るのは再塗装された製品のみで、1度目の焼付け塗装では問題がありません。
- 工場の報告によると、塗装の際の温度は220度程度ですが、変色が出る製品には問題があると考えられます。
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未塗装の素材を焼き付け炉に2回通して見て下さい。 同じように黄変が出れば、素材に原因があると考えられます。 自分の経験ですが、素材の製鉄メーカーを変えてから同様な黄変が出て困った事があります。 当時の対策として、すぐにメーカーの担当者にサンプルを送りました。 その後得た回答は、製造時に使用するオイルの皮膜が一定時間を経過するとオーバーベークを起こし、変色するとの事でした。 塗装前の脱脂を製品の裏側にも徹底して行い、また焼き付け時間を細かく監視するようにして解決した事を覚えています。 また、その工場が220度の温度をどういう方法で管理しているのか、それと、その焼付けに必要な時間以上に炉内に製品が滞留していないか、一度、工場監査されると良いと思います。 以上、ご参考まで。
皆様の回答の通り素材に残っている不純物か、表面処理をした後についている不純物によるものとおもわれます。 220℃で焼付けされているとのことですので、設定の焼き付け時間では変色しないものが、再塗装で再ベークされたことによりオーバーベーク状態になるのだとおもいます。 不純物、例えば界面活性剤、薄い油膜等がそのオーバーベークにより変色するのだとおもわれます。 一般には低温でベークする場合には時間をかけても変色等はありませんが高温で短時間で作業する工程ですと再ベークすることによりオーバーベークになる恐れがでますね。
下記の参考URLを見てみると、塗装の前処理が重要だとありますがその点は どうなのでしょうか?このサイトには下地処理から細かく記載されているよう なので参考になればと思います(鋼材とあるので恐らく溶融亜鉛メッキだと) 電気亜鉛メッキの中にも更に種類があるようですが、専門家に聞いては? http://www.sanwa-p.co.jp/faq/answer.asp?categID=6&faq_id=700
お礼
お返事有難うございます。 鋼板の種類は http://hi-metal.xsrv.jp/new%20syouhin.htm 電気亜鉛メッキ鋼板(SECC-P) 表面を塗装、裏面は鋼板そのまま なので 再塗装を行っているものだけに発生している事から 1.前処理薬品の何か 2. 新商品探索原人さんのおっしゃる「塗装前の脱脂処理が不完全か、または脱脂洗浄不良で鋼板に不純物の被膜」かと思われるのですが、、。 症状をもう少し詳しく書くと表面が塗装有、裏面が塗装無しの鋼板そのまま、その裏面に全体的に黄色いムラのような変色が見られ、一部に 黒い粒粒のようなもの(腐食?)がある
塗装の材料、工程等の詳細が解らないので何とも言えませんが、非塗装部の黄変と言う事ですが、塗装をしていないのであれば塗装その物の問題は無いと思います。ただ工程の中に問題があったかも知れませんね。 220℃での焼付けと言う事なのですが、塗装前の脱脂処理が不完全か、または脱脂洗浄不良で鋼板に不純物の被膜が残り、高温度による変色とも考えられます。 確かに、工程の調査は必要だと思います。 お役に立てるかどうか分かりませんが(SECC-P)鋼板との事ですが、 この鋼板は、家電等の内面はそのままの状態で使用される事が多いのですが、反面被膜が薄い為に傷が付きやすくその部分からの錆びが発生します。また、製品の製缶工程で鉱物油、汚れなども付着しやすいのも事実です。 その為、塗装を行う前処理として化成脱脂被膜処理をしますが、(SECC-P)の場合は脱脂処理だけで良いとされています。 電気亜鉛メッキは製鉄メーカーにより被膜の性質に格差があり、クロームフリー鋼板等はその被膜が鉱物油、溶剤等、脱脂剤で変色する物があります。 なお、塗装ですが、220度での焼付けとの事ですが、粉体塗装でしょうか。 もしそうであれば、黄ばみの原因は粉体塗料からの脂(ヤニ)も疑えます。 また、黒点は塗装炉の汚れが原因で、何かが付着した物かも分かりません。 色々な要素が考えられますが、塗装の工程全般を総点検し考えらる原因を消去法で潰して行くと良いと思います。 参考になればと思います。
お礼
鋼板の種類は http://hi-metal.xsrv.jp/new%20syouhin.htm 電気亜鉛メッキ鋼板(SECC-P) だと思います。 やはり工程見に行くしかないですかね、、。 情報が少なすぎますね。 有難うございます。
お礼
皆様の解答を元に、相手方に原因究明と改善を迫りましたが 返答は、原材料鋼板メーカーの指示規定により水性塗料の場合は 220℃の焼付けが必要。変更はできない。との解答でしたので では再塗装した物を絶対に使用不可にする。という 購買者側の強気姿勢で押す結果になってしまいました。 相手方が作業工程での厳密な改善に着手しなかった為、 適切な結果報告ができず、残念です。有難うございました。 オーバーベークなのは確かなのですが、厳密には何が変色の 原因だったのか突き止められず、、。 低温で時間をかけて処理するようにはできないのか と 聞いたところ、水性塗料の定着には高い温度が必要で 低い温度にすると外側の塗料の品質が保障できなくなる恐れがあるとの 解答でした。