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電磁波の抑制について
- ノートPCなどは中を開けてみると、VCCI対策としての部品が昔に比べて少なくなっています。ニッカドバッテリーだったころは、基板周りはアルミホイルで包んでる代物もありました。
- 昨今のPCは導電性樹脂でも使ってるんでしょうか?アース強化してるようにしか見えません。
- クロックも高周波になって厳しい方向ではあると思うんですが。そのあたりのことご存知の方、ご教示願います。
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自分の専門外の話に首を突っ込んで申し訳ない。 私も不思議に思って、回路屋さんに色々訊いた事があります。 最近の部品実装技術の進歩に依るところが大きいのだそうです。 ディスクリート部品は姿を消し、全部、面実装部品です。 多層基板も当たり前になり、フラットプレーンが持つ静電容量が 大きな容量のコンデンサになり、リップルも低減。 なんのかんので、ノイズが低減できるのだそうです。 ノート型では、キーボードの下にベースを兼ねた薄いアルミ板などを配して、 遮蔽材にしてしまったり・・だそうです。 PC-8001の筐体内には、網線のアース線がむき出しであったものです。 時代は変わったね・・。嗚呼!
これにはいろいろな答えがあると思います。 たとえば, ○伝送線路を簡素化することにより,不要輻射を軽減した。 LVDSやSATAなどに代表される伝送線路は,それ自身は高速 ですが,電圧は従来のCMOSより低く抑えられています。 また,ペア配線することにより,輻射および流入に強くな っています。 ○回路の簡素化 多くの部品を使用すれば,その分の接続点や分岐点および VIAが発生し,そのスタブ長が大きな損失になります。 このことは,輻射の増大につながります。 そのため,多くの素子を内蔵し,回路を簡素化しました。 ○伝送路解析等の進歩 伝送線路を扱う場合,デジタル信号ですが,アナログ的な 振る舞いをします。そのため,伝送線路解析が必要です。 解析技術の進歩や電磁波解析シミュレーション等の進歩も 大きな要因です。旧来は手探りの状態でしたが,現在は おおむね把握できるようになりました。どこの部品から, どの方向に輻射が多いか,グランドと電源間のプレーン振 動(高周波になると振動してしまう現象)なども解析でき, 少ない部品を効率よく配置できることが,要因と考えられ ます。