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水溶性切削油の腐臭の測定方法と対策
- 水溶性切削油の腐臭を測定する方法と対策についてまとめました。
- 水溶性切削油の腐臭の原因や対策方法について解説します。
- 水溶性切削油の腐臭の発生元を特定し、対策の方針を決める方法を紹介します。
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水溶性切削油剤が使用されている環境は、表1のように冬季の液温を除き、微生物の増殖に都合の良い条件が揃っています。作業者や工作物、塵埃を経由してクーラントに微生物が混入することは避けられません。腐敗防止とは混入した微生物の増殖を抑制することです。表2に微生物の増殖を抑制する方法について示します。 ■ 微生物の生育条件とクーラントの環境 (項目 生育条件 クーラントの環境 ) 栄養⇒ 必要 油剤は有機物(鉱油・脂肪酸・界面活性剤など)を含む 水分⇒ 必要 一般にクーラントの90%以上は水である 温度⇒ 約30℃ 一般に約10℃(冬季)~約40℃(夏季) 酸素⇒ 必要(好気性菌) 液循環によりクーラントの溶存酸素は十分にある ■ 生物の増殖を抑制する方法 (項 目 内 容 ) ・油剤選定時の対策 抗菌性(静菌性)の高い油剤を選定する ・希釈水選定時の対策 適切な水質の希釈水で油剤を希釈する ・日常管理上の対策 pHと濃度を重点的に管理する ・増殖抑制対策 腐敗の徴候に対して、直ちに以下の対策を行う ?pH向上剤でpHを9.1以上にする ?十分な量の防腐剤を投入して殺菌する ?濃度を確認し、所定の濃度に補正する ・連休対策 腐敗予防措置 ?濃度を所定濃度より若干高めに補正する ?クーラントのpHを9.1以上にする ?予防的に防腐剤を投入するのも効果的である ・設備的な対策 潤滑油、作動油の漏洩対策 ・クーラントの冷却 腐敗トラブルは液温との関係で夏季に発生することが多い。液温を下げることで微生物の増殖を抑制できる。 ・エアレーションを行わないこと 最近の腐敗トラブルの大半は好気的な条件下で微生物が生成する低級酸の悪臭である。空気中の炭酸ガスがクーラントのpHを下げ、微生物の増殖を促すため、エアレーションは行わない方が良い。 ・更液時の対策 配管・機械の殺菌 十分な量の防腐剤を投入して液を循環し、配管や機械を殺菌洗浄すると良い。なお、腐敗して廃棄する液はできるだけタンクや配管より除くと良い。 ◆続けての投稿で申し訳有りません。 私の勉強用資料から、各情報サイトへジャンプできますので参考にして下さい。一つの質問に、多方面からの情報収集を提案します。
その他の回答 (1)
臭気の測定(数字化)に出来るものは無いかと思います。臭気の度合い等を測定する方法には、官能試験法と云うものがあって、簡単にいうと濃度によって何人中の何人が感じるか?、、、なんです。 腐敗臭を吸引して検知管の変化によって度合いを計測(塩素濃度等の計測に使用等)の応用が出来ればの話ではと思っています。 クーラントの管理項目に、濃度5%以上(Ph 8.5以上)・・・つまり、濃度が5%以上であればPhは多少なりともアルカリ側にあって腐敗は抑えられている(?)範囲内では?・・・濃度計 & Ph試験紙の応用を提案。 ◆有る油剤メーカーが、遠隔監視装置を開発したと聞いた事が有ります。 Ph計・水温計・外気温度計・伝導度計(及び、各センサー)を、ボックス内に配列し、15分毎の数値をPHSで管理部署へ送信。これもクーラント管理(監視)装置ですよね? 臭気測定センサーは有りません。
お礼
丁重な回答をいただきましてありがとうございました 今後の対策に活用させていただきます