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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:真空蒸着、抵抗加熱でのスプラッシュ対策)

真空蒸着、抵抗加熱でのスプラッシュ対策

このQ&Aのポイント
  • 真空蒸着、抵抗加熱によるスプラッシュ対策についてご相談です。
  • 最近、フィラメントの仕様変更により、スプラッシュが発生し困っています。
  • スプラッシュを抑える方法についてアドバイスをお願いします。

みんなの回答

noname#230359
noname#230359
回答No.1

スプラッシュの発生原因として蒸着材料のガス成分量が関係してくる 場合があります。 純度が4N(99.99%)と言っても対象となる元素数が業界内で必ずしも 一致しないこと、さらにガス成分は除外して計算されるのが一般的です。 (ガス成分=0,H,N・・・) お使いの蒸着剤は真空溶解でしょうか?大気溶解でしょうか? 過去の経験で(Crでしたが)、真空溶解品に変えたところほとんど スプラッシュが発生しなくなった事があります。 フィラメントの仕様変更がどのような意味をなすのか分かりませんが、 仮に蒸着材を溶解させるパワーが上がったのだとすると、仕様変更前より 放出ガスが増えて今までは問題にならなかった程度だったものが顕在化 したのではないでしょうか? >「純度が4N(99.99%)と言っても対象となる元素数が業界内で必ずしも 一致しないこと」 一般的に4Nを保証するために、ある一定数の不純物を分析して、 それ以外は全部Alとしましょう。 という風に(顧客とメーカーの間で)規定します。 ここからたとえ話。  メーカーA社はNa,Mg,Si,Ca,Cr,Mn,Fe,Cu,Agを分析して保証。(9元素)  メーカーB社はMg,Si,Fe,Cu,Agを分析して保証。(5元素) もしかしたら、たまたま分析していないだけでA社もB社も同じ純度かも しれませんし、もしかしたらB社の分析していない元素がたくさん含まれて いて純度が低いかもしれません。 と、いう事です。 >「真空溶解、大気溶解」 真空溶解は炉内を真空にしてから加熱して溶解し、溶解中も引き続き 真空引きをします。 大気溶解は炉内を真空にすることはしないでそのまま加熱して溶解します。 先述のメタル成分の分析値の他にO,H,Nなどのガス成分も考慮に入れるならば 明らかに真空溶解の方が含有するガス成分を少なくすることができます。 (大気溶解でも温度が上がるので勝手にガス成分は抜けて行きますが、  積極的に抜くわけではないことと、冷却中にガスを吸い込む可能性が  あります。材料の特性もありますが、あくまで一般論です。)

noname#230358
質問者

お礼

お礼の返信が遅れて大変申し訳ございません。 なにぶん知識が浅いもので、ばあちさんの回答文の中でわからないものが ありますので、何卒ご教授下さい。 「純度が4N(99.99%)と言っても対象となる元素数が業界内で必ずしも 一致しないこと」という事は、具体的にどういうことでしょうか? 「真空溶解、大気溶解」とはどういうことでしょうか? 蒸着材の精製方法でしょうか? 質問ばっかしですみません。 ありがとう御座います。 例え話をしていただき、大変よくわかりました。 目から鱗です。 ただ単に4Nだからといって、純度が高いからと安心しては駄目なんですね。 スプラッシュ対策として蒸着材に対しての検証をしてみたいと思います。 大変勉強になりました。ありがとう御座います。

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