- 締切済み
モータ過電流とブレーカの関係性を解説!
- 0.75kWのモータを使用した機械が回転ロックした際に、モータが焼損する問題が発生しました。サーマルブレーカが働かなかったため、モータは過電流により焼損してしまった可能性があります。
- トリップしたブレーカの状況を確認すると、0.75kW用のサーマルブレーカがトリップし、その上流の10AのNFブレーカとさらに50AのELBブレーカもトリップしていたことが分かりました。これにより、モータ過電流が原因でブレーカがトリップし、モータの焼損を引き起こした可能性が高いです。
- モータの焼損後に行われた絶縁抵抗測定では、10MΩの絶縁が確認されました。この結果から、モータが焼損する前には絶縁状態が正常であったことがわかります。したがって、モータの焼損は過電流によるものであり、サーマルブレーカの故障が考えられます。しかし、サーマルブレーカが上流のブレーカまで影響を及ぼすか否かについては疑問が残ります。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
みんなの回答
相間のショート(レイアーショート)を疑います。モータの巻き線同士のショートですから、アース側で検知できないこともあります。 はじめは 絶縁低下程度で、 モーターロック時の加熱でショートに至ることがあります。このときは小部分の加熱のために サーマルで保護できず、 次第に大電流が流れて、大電流でブレーカー作動後 時間遅れの伝熱でサーマルが作動します。10A遮断のショックでも50A切るかもしれませんね。
基本的にですがサーマルリレーは過負荷になった時に電磁接触器を遮断させます サーマルリレーが過負荷電流を検知して電磁接触器が遮断完了するまでには いくらかのタイムラグがあります そのタイムラグの間でサーマルリレーの責務を超える過負荷電流が流れると ブレーカがトリップします 例えばモータコイルの短絡の場合にはそのようになる可能性はあります 短絡した場合は0.75kwでも数百msの間に30A以上の電流が流れる 場合があります サーマル整定電流3.5Aの10倍くらい流れていますので 最悪、サーマルはオシャカになります だから、サーマルリレーとブレーカはセットで必要になります サーマルリレーは過負荷保護 (短絡保護は出来ません) ブレーカは短絡保護 (過負荷保護は出来ません) 蛇足ながら サーマルリレーとブレーカと2つの機能を持ったのを モータブレーカと呼びます http://www.schneider-electric.co.jp/Catalogs/Catalog_CA054J-GV_Motor_Breakers.html
質問(補足要求)です。 1)不具合の発生したモータの定格電流は何[A]でしょうか? 2)サーマルリレーの設定値は何[A]になっていましたか? 3)サーマルブレーカと書いてありましたが、どのような製品ですか? 4)機械がロックしたようですが、今回が始めてですか? 5)過去から何回位ロックしましたか? 6)電磁開閉器の接点はどの様になっていましたか? 7)接点が溶着していませんでしたか?
レアショートの可能性は無かったのでしょうか? > モータは焼損しましたが、絶縁は10MΩありました。 ELBのトリップは、漏電ではなく過電流ですよね。