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アクリルプレートの検査方法について
- アクリル製のLCD保護プレートの検査方法について悩んでおります。
- 現行の目視検査では「曇り不良」を正確に検出できず、組み立て後に問題が発生しています。
- 良い検査方法をご教示いただきたいです。
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アクリル製品の専門ではありませんが、私なりのアドバイスをさせてください。 まず、課題を分析し、設定すると、次の二つに分類できると思います。 課題抽出 1)見栄えを正確に判定するための改善→課題1 2)組み立て後の不良品発見による廃却→課題2 見栄えは、人間の感性による判断基準ですので、 それを数値化し、検査基準とすることは、非常に難しいと思います。 そこで、視点を変えて、 ・検査工程を流出する原因は何か? ・技術的な問題と、工程的な問題を分離する 現行の作業手順や工程を見直すことがポイントとしています。 そこで、各々の課題について検討し、 課題1 1)成形不具合が起因するシルバーラインやジェッティングを、正確に検出する条件を規定する ・検査場所の光源の条件 検査品を照射するのか、しないのか? 照射するなら波長、強度、照射角度を決める。 ・検査品のハンドリング方法 光の照射条件を正確にするため、検査品をジグに固定する。 ・できるだけ、組み立て後の条件に近づけて検査する。プレートの背景色を規定する。 ・複数の工業用カメラとモニタを用いて、同時に複数の方向から、検査可能とする。 2)検査工程における作業を規定する ・検査時間8秒以内に収めるため、検査順序を決める。(現行が決められていなければ) ・複数の検査作業者がいるならば、良品の写真、画像を参照例とし、データベース化し、誰もが統一された判断基準で作業可能とする。 ・グレーゾーン(合格品か不良品かわからないもの)に入るものは、再検査できないか ・LCD保護プレートのロット管理はできないか? 課題2 1)組み立て工程でLCD保護プレートに関わる作業を規定する。 ・組み立て直前にLCD保護プレートの検査工程導入の可否 2)不良品分析し低減活動を規定する。 ・LCD保護プレートの生産工程に、フィードバックできないか? まずは、私ができることはこれぐらいです。
より、適確なアドバイスをするため、次の情報があれば良いかと思います。 1)LCD保護プレートの大きさ、厚み、色 2)曇り不良の定義→透過量と置き換えて良いですか?(数値化された検査基準を規定するため) 3)代替の検査方法は自動化、半自動化するのか 4)1枚あたりの検査時間 私が過去、担当した自動検査システムは、プラスチック製品の光の透過量を測定しました。画像処理を使うならば、しきい値設定の条件出しがキーだと思います。
お礼
ぱむちゃんさん、早々のご回答ありがとうございます。 1)保護プレートの大きさは⇒40×60 t=0.9 2)曇りの定義⇒透過量のように数値化された規格ではなく、見栄えです。成形作業で生じるシルバーラインやジェッティングが製品を見る角度ではっ きり見えたり、見えなかったりで検査工程を流出してしまいます。 3)代替検査⇒引き続き目視検査を予定しています。 4)検査時間⇒8秒(ハンドリング除外) 光源の当て方や色、バックボードの色等の工夫で不具合を見つけ易い方法があれば助かります。