• ベストアンサー
※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SUS304への熱影響について)

SUS304への熱影響について

このQ&Aのポイント
  • SUS304の丸棒を200~300℃で熱した場合、成分特性に変化は起こるのか?
  • 熱によりSUS304の丸棒の成分特性に変化が生じるか検証
  • SUS304の丸棒の熱処理による成分特性の変化を調査

質問者が選んだベストアンサー

  • ベストアンサー
noname#230359
noname#230359
回答No.2

 積極的にテンパーカラーをボルトや機械加工部品につける場合には、熱処 理前に、表面処理(酸化処理)をして、ステンレスが本来持つ防錆力の源で ある不導体化被膜を均一に復活させてから加熱を行う為、形成される皮膜( テンパーカラー)は、高い防錆力を持つものです。  しかしながら、使用状態や加工過程でテンパーカラーが生ずるような加熱 状態になった場合、意図的にカラーを付ける場合と違い、不均一な加熱状態 になります。更に部材の表面は、加工等により不導体化被膜が不均一な状態 になっています。  300℃程度の低温でも、加熱されることにより酸化反応は常温に比べ、 盛んになるわけですから、加熱により錆やすくなります。また、ステンレス 鋼の表面付近は加熱によりCrが溶出し易くなり、合金成分が低下します。 このことにより、部分的に不導体化被膜を形成出来なくなります。  但し、オーステナイト組織そのものは、300℃程度では変化しない為 硬度や強度(機械的性質)には大きな影響はでません。 *ステンレス鋼の防錆力は、Crの溶出により形成される不導体化被膜により  母材への錆の浸食が防止されます。厚さはわずか100~200オングス  トローム程度の厚さと言われております。   少々の傷を受けたくらいでは、被膜は200秒程度で再生してしまう為、  酸化しません。  しかし加熱によりCr成分が下がり、被膜が再生しない場合、発錆が起こっ  てしまいます。

noname#230358
質問者

お礼

早速のご回答を頂き、誠にありがとうございました。 非常に分り易いご説明で、大変参考になりました。 早速役立てたいと思います。

その他の回答 (2)

noname#230359
noname#230359
回答No.3

先ず「錆び」の件ですが、年単位のような長時間曝されるのでないなら、 目視で表面酸化が認められることは無いでしょう。時間的に1,2日であれば、500℃位までは酸化されたかどうかを、表面酸化が進行していることは確実ですが、見分けることは不可能でしょう。 200~300℃の温度域であれば、材料強度などはむしろ常温下で用いるよりもやや高いかもしれません。少なくとも顕著に材料特性が低下することは無いでしょう。

noname#230358
質問者

お礼

早速のご回答を頂き、誠にありがとうございました。 とても参考になりましたので、早速役立てたいと思います。

noname#230359
noname#230359
回答No.1

錆てしまうとは?ステンレスの特徴である防錆性が、熱を加えると失われてしまうとゆうことでしょうか? 機械的性質は変わると思いますが。 組織的にはオーステナイトに加熱後はもどるんではないでしょうか??

noname#230358
質問者

お礼

早速のご回答を頂き、誠にありがとうございました。 参考にさせて頂きます。

関連するQ&A