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焼き入れについて
- 焼き入れ方法によっては、母材側に炭素がない場合は焼き入れがうまく行われないことがあります。
- 生材で摩耗を減らすためには、他の方法を検討する必要があります。
- 焼き入れ以外の方法としては、表面処理やコーティングがあります。
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炭素が殆含まない材料(例SS400等)に拘らないならば、単価が余り変わらない加工性のいいS45C、S55C及びSCM415、SUS材をタフトライド処理低温(軟窒化処理)を行うと 硬度HV500位の0.010.02mmの硬化層が出来ます。製品の形状変形は殆ど有りませんので、一般的に形状加工完了品の処理に適します。熱処理後の二次加工仕上げの必要が無いので製造コストが可也安く済みます。 他の特徴 1、硬度はS45Cの場合は高周波焼入れに匹敵します。 2、潤滑性が良いので無給油でスライダ-等に使用出来ます。給油すると更に良いです。 3、処理後タップ、穴、溝の追加工が可能です。 弊社は金型以外にも自動機の部品(シリンダ、ピストン等)にも使用しています。熱処理の種類では一番多く行っています。 備考 最近の方法を薦めて、初めて行った会社は、コストの削減と製作時間の短縮になったと言っています。
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失礼しました。状況よくわかっていなかったもので。 とりあえず、既存の爪があり、それを、流用するのであれば、まずは、Ni-P(無電解Ni)+熱処理(280℃)を、お勧めします。これで、摩耗(変形を伴なった損傷を受けない)が、改善して、さらに必要なら、TiN、CrN、DLC等を施す。 もしくは、浸炭窒化を実施(多分用途的には、問題ないレベルの寸変ですむと思われます。) ->両者の合せ技が、ベスト? もし、チャックが滑って摩耗しているのでしたら、チャック部側面に、ゴムでも貼って、スベリ防止などは如何でしょうか????? SS材でしたら、用途的には多分、ある程度、炭素が含まれている系統と、思いますので、多少は、焼きが入ると思います。
お礼
こちらこそ詳しく説明していなかったのですみませんでした。熱処理しかなさそうですね。参考にしたいと思います。ゴムの案もなかなか良さそうですね。ぜんぜん思いつかなかったです。^_^;やってみたいと思います。ありがとうございました。
忠告です。 Ni-Pメッキで表面硬化のみした場合、作用荷重によっては、母材変形を伴ない、最悪、脱落します。 できれば、母材も強化した方が。(窒化も同様に注意要) また、Pが数%含有していれば、290℃前後の加熱で、Hv1000近くに強化も出来ます。 チャックでしたら、相手材も考え、適当な硬度に留めておいた方が、無難かと思います。 (硬すぎると、スベル危険があるかも) どうしても、硬度UPなら、材料変更から考えては? (耐久性を考えれば、これが一番?) ちなみに、浸炭するなら、浸炭窒化の方が (推測するに、かなり焼入れ性が悪い材料のような気がします。 SUM材? SS材?)
補足
遅くなってしまいすみませんでした。材料は旋盤の生爪なので、多分SS材だと思われます。相手材は特殊で摩材をチャックするのですべるとかなり爪が摩耗してしまいます。相手が摩材なのでどうしようもない気がするのですが、なにかいい方法があるのかと思い質問させてもらいました。ありがとうございました。
補足致します。 表面硬度に関しましては貴方のご指摘どうりで、今回無電解Ni鍍金をアドバイスさせていただいたのは、膜厚の均一なことが無電解の特徴であり、生チャックを用いるのは精密な軽負荷加工かなと想像し、折角加工したチャックの当りやチヤッキング精度を落とさない方法の1つを述べさせてもらいました。
お礼
お礼が遅くなってしまいすみませんでした。そうですね。そういうこともふまえて考えてくれたんですね。ありがとうございました。参考にしたいと思います。
生チャッツクの表面硬化でしたらば熱処理に依らずチャック部のみを硬質鍍金をなさったら如何ですか。無電解Ni鍍金(膜圧10μ)で表面硬さがHV400位は望めます。
お礼
遅くなってしまいすみませんでした。その鍍金はニッケル鍍金でよろしいんですよね。ニッケル鍍金ってそんなに硬いのでしょうか?ハードクロム鍍金のほうが硬いような気がしてたのですが。鍍金についてはあまり知らないので間違っていたらすみません。
寸法や形状には、浸炭焼き入れする上で問題が 有るとは思えません。 コストを考えるなら誰しもが加工後に焼入れしたいでしょうが、炭素が入ると僅かながら寸法が 変化するし、焼き入れ後は表面に酸化皮膜が形成されているはずです。それ等が製品品質上で問題化しないか、事前調査・研究が必要でしょう。
お礼
いろいろとありがとうございました。事前調査しながらやってみたいとおもいます。
再度お答えいたします。 浸炭焼入れは可能です。ただ処理対象の品物が 大きかったり大変な肉厚さの形状であるとかの 場合、浸炭は問題無いにしても焼き入れの際に 質量効果で冷却速度が遅れて、所期の品質が得られない惧れが派生する可能性があります。 事前に専門業者とコンタクトを採られて、協議を 尽くされることが必要でしょう。
補足
ありがとうございます。ちなみに今考えてるのは旋盤のチャックの爪ですが生爪を加工してから硬くしたいんです。それは可能なんですかね?
こんにちは 下記の サイトで 熱処理のやさしい話 が参考になると思います。 http://www.tobu.or.jp/
お礼
わかりやすそうですね。勉強してみます。ありがとうございました。
炭素量が少ない材料を、単に加熱処理しても 焼きは入らないと思います。 しかし摩滅を緩和する目的で、表面硬度を上げる 熱処理方法は、浸炭焼入れや窒化処理等、幾つもあるのでは有りませんか?
お礼
ありがとうございます。浸炭は気になっていたのですが、浸炭焼き入れは母材が生材でもできるんですか?度々の質問ですみません。
お礼
ありがとうございます。参考にしたいと思います。