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FCD450とSCS13の海水中における腐食性比較
- FCD450とSCS13の海水中における腐食性を比較した結果を調査しました。経験的に、SCS13は錆びにくいとされていますが、実際には一定の腐食が発生する可能性があります。
- 条件によってはSCS13も錆びることがあります。具体的な条件としては、海水の塩分濃度や温度、酸素の有無、および他の腐食性物質の存在が考えられます。
- また、FCDとの耐食性を比較する場合、SCS13は一般的にはFCD450よりも耐食性が高いとされていますが、具体的な条件によっては異なる結果が出る可能性もあります。詳細な情報は専門家に相談することをおすすめします。
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>アルミとかチタンは、腐食しないと思っていましたが、電池となりえるのでしょうか? ※アルミやチタンは 表面に不動体膜と呼ばれる酸化膜で覆われています。 この酸化膜は、強い絶縁性を示します。このため、実際にはこの絶縁膜で電池の形成が起こりにくくなり、腐食しないのです。 表面の酸化膜が傷つく等で金属表面の絶縁がなくなれば、アルミやチタンは簡単に腐食します。ただ、アルミやチタンは非常に酸化しやすく常温の大気中で即時に不導体膜を形成しますので、通常の使用では溶け出すことはありません。 なお、参考までに 先に示しましたホームページの別のベージ(下記参照)にもありますように 電池を形成する金属は、両極とも溶けるのではなくアノード側(陽極)のみが溶け出します。ちなみに、アノードになるかカソードになるかは、電池を構成する金属のイオン化傾向の価(これは絶対的な価)がどちらが大きいかで決まり、常にこの金属ならアノード、この金属ならカソードというようには決まりません。 なお、一般に、アノード側になりやすい方(イオン化傾向の大きい)金属を卑、陰極になりやすい金属を貴と呼んでいます。
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鋳鋼は扱ったことが無く、直接的には解りませんが 炭素鋼(FCD450)よりステンレス鋼(SCS13)の方が一般的な腐食速度は大きく異なり、ステンレス鋼の方が錆びません。 これは、海水が直接腐食させるのではなく、海水を媒体として異種金属等と電池を形成して鉄側の電位が卑の場合に減耗していくためです。 一方、SCS13はSUS304相当ですから、塩素による孔食(局部的腐食)が生じやすい材料です。海水に安定して使っていれば問題無いのですが、乾燥等で塩素の濃度が高くなることが起こると、孔食による腐食や割れが発生します。心配であればMo添加のため材料費は高くなりますが、SCS14(SUS316系)の適用 あるいは、これでも怖いのであればNi基合金をお勧めします。
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御回答ありがとうございます。 やはり、SCS13の方が錆びないのですね。 ところで、海水を媒体として異種金属との電池を形成するとのことですが、SCS13の場合の異種金属の相手として考えられるもので、特に注意すべきものはありますか? アルミとかチタンは、腐食しないと思っていましたが、電池となりえるのでしょうか? 追加質問で恐縮ですが、御存知でしたら教えてください。よろしくお願いします。 また、SCS14を推薦いただき、ありがとうございます。
お礼
親切な御返事、ありがとうございます。 おかげで、もやもやしていたものが晴れた感じです。 専門語での御説明は、専門語を知らずにいたことを再認識し、私共の知識の不足を痛感させられました。 参考URLの他のページには気がつかずにおりましたので重ねて恐縮するしだいです。 ありがとうございました。 また、初歩的な質問にお付き合いくださり、ありがとうございます。 今後とも、よろしくお願いいたします。