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クロメート皮膜生成時の下地の浸食具合
- 6価クロメート皮膜生成時の亜鉛めっきの浸食量について
- 6価クロメート皮膜と3価クロメート皮膜の浸食の差について
- クロメート皮膜生成時の亜鉛めっきの浸食に関する疑問
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6価クロメート皮膜を生成する時の亜鉛めっきを浸食量は皮膜の色により異なるとされています。私の知識では、青・黄色0.5μm程度、黒・緑1~2μmです。量に幅が有るようにあまり断定できる値ではないはずです。(測定の方法やめっきの種類により異なるはずです)よって黒と緑で明確な差を求めるのは難しいと思います。 三価クロム化成被膜(三価クロメートというのは正しくありません)も六価クロメートと大体同程度とされています。 三価クロム化成処理剤は一般的に有機酸型と無機酸型に大別されますが、一般的に有機酸型の方が浸食量が多いとされています。 クリヤー(黄色代替え)はその差が小さいようですが、黒色は薬剤による開きが大きいようで、薬剤により無機酸に比べ有機酸型の薬剤が2~3倍の浸食量が有るとされているので、その部分では六価と同程度するのはやや乱暴かと思われます。
6価黒クロメートの亜鉛の侵食は、2μm程度。 緑も同じくらいでしょう。 光沢や有色クロメートは、これ以下。 3価は皮膜の厚さが100nm程度といわれているので、侵食も その程度ではないでしょうか 2μm侵食するのは、6価の黒や緑のクロメート皮膜です。 >6価クロメート皮膜の膜厚は0.3μm程度と言われています。 というのは、光沢や有色クロメートではないでしょうか。 6価クロメート皮膜には、光沢,有色,黒,緑クロメートがあり それぞれ下地亜鉛の侵食厚さが違います。(黒と緑は同じくらい) 6価と3価のクロメートでは侵食割合は違うと思います。 私も3価のクロメートに関しては厚さしか聞いたことがないので 詳しくは知りませんが。
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ご回答ありがとうございます。 クロメート皮膜生成時の亜鉛の侵食についてわかり助かりました。 そこで一つ質問があります。 6価クロメート皮膜の膜厚は0.3μm程度と言われています。 0.3μmの皮膜を生成するのに下地の亜鉛が2μm侵食するということになりますが、3価クロメートの生成皮膜0.1μmに対して下地の亜鉛の侵食が0.1μm程度ですと、生成皮膜厚に対する侵食深さの割合が10倍ほど違くなります。やはり6価と3価のクロメートでは侵食割合は違うのでしょうか? わからないので、教えて下さい。 ありがとうございます。 色調の違いでクロメート皮膜の厚さが違うことがわかりました。 これからも、よろしくお願いします。
お礼
ご回答ありがとうございます。 三価クロム化成皮膜に有機酸型と無機酸型があるのを初めて知りました。 浸食量についてもわかり、大変勉強になりました。