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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:長時間のコテあて)
長時間のコテあての影響とは?
このQ&Aのポイント
- 長時間のコテあてとは、作業者が半田コテを長時間にわたって使用することを指します。
- 部品や基板への影響は考えられますが、半田そのものにも影響があります。
- 長時間のコテあてにより、偏析や組成変形などの弊害が発生する可能性があります。
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noname#230359
回答No.1
いくつか考えられます。 横軸を時間、縦軸を温度とするグラフを書いた場合、安全なソルダリング(はんだ付け)作業範囲と言う物が存在します。 その範囲は ・ソルダリング可能な温度 ・フラックスの分解・熱不安定化時間 ・めっき、メタライズ層の溶融時間 ・部品、素材などの損傷開始時間 etc... などに囲まれた範囲です。 はんだそのものへの影響としては、 フラックスの影響、不純物溶融、金属間化合物の量があると思います。 長い時間はんだ付けをしているとフラックスが分解され、還元能力がなくなり、 はんだが参加されやすくなります。表面が汚くなります。その結果、表面状態、 接合状態が悪くなり、信頼性がなくなります。 銅や金がはんだに溶けやすい(溶融)ことはご存知だと思います。 これが不純物となり、はんだの機械的性質やぬれ性に影響します。 例えば、Auが4mass%以上だと脆性破壊しやすくなります。 管理として2.5mass%以下にする必要があります。 Cuならば0.25mass%が許容量とされています。 最後に、パターンの銅とはんだは、間に金属間化合物を生成し、 接合します。つまり合金層が存在します。この金属間化合物は 硬く脆いもので、はんだ付け時間がかかりすぎるとこの金属間化合物の 厚みが大きくなり、機械的強度が低下し、結果信頼性が悪くなります。 詳しくは日本溶接協会の「マイクロソルダリング技術」が一番詳細に わかりやすく書いてあります。 http://www.jwes.or.jp/jp/shi_ki/ms/text02.html
お礼
ありがとうございます。 勉強になります。