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図面上の指示方法(キリ)とは?
- ドリルでバカ穴をあけるときに使用される「キリ」の意味について解説します。
- 超硬材へのキリ加工指示が不適切であることと、ドリルとの関連性について説明します。
- 図面指示におけるφ5キリ通しの表記について、5キリ通しとすることがJISに準ずると述べます。
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私見ですが、図面は設計者が意思表示する為の1つの手段であり如何に正確に設計趣旨が工作者や他の人に伝わるかが大事なので、製図通則を設計者ほど詳細に理解していなくとも加工や組立に齟齬を来たさない様に出来るだけ簡素で親切に表示してやるべきだと考えます。 加工方法の記載は製品仕様図のような場合には出来るだけ避け、工作図に於いては併記するほうが良いと考えて居ます。 この場合は、加工図ですので加工方法を書いても宜しいのではないでしょうか。また、出来ればΦも付けてやったほうが親切だと思います。図を見れば判ると言うのは私は賛同できません。
今回は貫通穴についての話なのでみなさんの仰る通りです。 ただ、キリ穴の特徴は、精度以外に止まり穴の時に先端形状にでます。 説明するまでもないと思いますが、キリと同じ形状になります。 #6さんの答えについて > 「Φ」の付け方ですが、私が覚えてる範囲では図面上で明らかに円である場合は「省いて良い」では?。 そのとおりです。 > キリ加工の場合は円になるのでもちろん無くていいですね。 これは違います。 キリ穴は、例えば断面図(丸くない)であってもφは不要です。
「キリ」については、皆さんがおっしゃる通りだと思います。 「Φ」の付け方ですが、私が覚えてる範囲では図面上で明らかに円である場合は「省いて良い」では?。 キリ加工の場合は円になるのでもちろん無くていいですね。
少し話がずれますが、関連事項として許容ください。 私的な解釈ですが以下のように使い分けています。 ・ボルト穴やバカ穴は「キリ」 「キリ」と表示すれば加工後の公差や内径面の粗さはキリ加工工法に委られる。つまり、JIS中級公差や面精度、真円度などは無視。いわゆるボルト穴のようなバカ穴でΦ表示は付けない ・精度が必要な穴は「Φ」 穴公差、面粗さ、真円度が必要な穴、たとえばはめ合い的な穴や位置決めの穴などはΦを付けて、公差や工法(放電や切削など)、面粗さを指示する 「Φ」と「キリ」の使い分けとして間違いがあればご指摘ください。 >超硬部品に図面指示するさいに、 >”キリ”は入れないほうがいいでしょうか? >(超硬は研削、放電で加工するため) とありますが、確かに研削、放電が主となる超硬ですので、超硬部品の図面にはキリ指示は見たことありません。ただ、黒皮バカ穴で良ければ焼結前にキリ穴加工はあり得ますので、キリ表示はいれてはいけないことはないと思います。ただし、「整形時」という指示が要ると思います。 (補足) 超硬合金はWC粉にCo粉やNi粉など混ぜて、圧縮成型→焼結して合金ブロックとします。 焼結後は放電や研削しかできない硬さとなりますが、圧縮成型後の”切削”できる時点で、あらかたの最終形状まで加工しておきます。これを整形と呼びます。 このときの整形寸法は、焼結収縮代と研削代を見込んだ寸法とします。 この整形時にはキリ加工できます。もちろん、キリ穴寸法は焼結により数%小さくなりますし、焼結後は黒皮表面になりますので、バカ穴レベルの穴にしか適用できないでしょう。 この工法は超硬メーカーへのオーダーメイドに限られますが、参考になりましたら幸いです。
皆さんのご指導どおりとですが1つ補足させてください。 キリ穴指示の場合「Φ」は不要です。 「5キリ」と言う指示で良いと思います。
キリはドリル(ハイスツイストドリル)加工の事です。 キリ穴指示のみでは加工屋と設計者の基準が統一出来ないので、穴の指示は粗度と穴直径の公差を指示するのが良いと思います。 指示無き所は一般公差を記入し適応しても良いかと・・
ご推察のとおり、”キリ”という表示は、穴の加工方法を示す言葉で、JIS B0001の定義では、穴をきりもみ加工(つまりドリルで)穴をあけることを指定しています。 JISでの図面定義は”イヌキ””ウチヌキ””リーマ”とこの”キリ”の4加工法の記載があり、これらの加工方法を区別するために設定されたようです。 今回のように、放電加工の指定をするのであれば、キリと書くのは好ましくなく、穴寸法と放電加工である旨を明示すべきでしょう。
ドリルでいいとおもいます。ドリルで明けっぱなしでリーマなど仕上げ加工がいらないという意味に使うので公差の指示を特にしないですむというおうちゃく?!ですね加工するがわからみると気を付けなくていいい寸法ということで楽にになりますね。