どなたも記載されませんので、多少でも参考になれば程度で記載してみます。
(1)EVTとZPDの使い分け
いずれも零相電圧の検出用ですが、直接電力線(R,S,T)とアース(地面)の 間に変圧器を入れ、電圧をはかり直接電力線(R,S,T)とアース(地面)の電 圧から零相電圧を求めます。・・変圧器のため直流で導通します。(数百Ω)
ZPDの場合は、変圧器でなくアース間にコンデンサを入れ、コンデンサの容量 比による分圧後零相電圧を求めます。・コンデンサは直流では導通しません。
(2)保護リレーが正常に動作しない。
地絡検出用の保護リレーには、回路のコンデンサ分でも電流が流れるため、零 相電圧から90度進んだ電流が流れた場合にのみ動作し、事故回線を地絡箇所 を遮断させ保護します。(この90度を零相電圧から求めます)
もし多くのEVTが各所に入ると、零相的にすべて並列に入り、これはR分と なるため零相回路のインピーダンスが低下し、事故点抵抗が同一の場合、発生 零相電圧が低下します。さらにR分が並列に入るため電流位相に同相分が加わ り85度→80度と事故電流の位相が遅れていき事故検出感度が低下します。
(3)絶縁抵抗測定による地絡事故時の事故点の探索が困難
上述のように、ETVの場合アース間に変圧器巻線が入りますので、電力線の
絶縁直流抵抗(メガー)をはかると、各線ともほぼゼロ(1kΩ以下程度)となり、地絡点(事故点)検出が非常に困難となります。・・・・実質不可能。(Pas切でなら可能とも考えられますが)
・・・電工初心者とのことですが、初心から難題に向かわれますね・・・!!
頑張って下さい。
以上