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株式会社の自己株式というのは、いったい何なのでしょ
株式会社の自己株式というのは、いったい何なのでしょうか? これには、どういう意味があるんですか?
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その株式を発行した会社自身が持っている、自分の株式のことです。 例えば「トヨタ」が持っているトヨタ自身の株式が、トヨタにとっての自己株式です。マツダが持っているトヨタの株式は、自己株式ではないわけです。 トヨタは、株式市場から買ったり、なにかの事情で質請けしたりして、トヨタの株式を取得します。 なぜ、市場から自分の株式を買うのか、というと、いろんな事情がありますが、おおむねは「当面、利益を生み出すだけの資金の使い道がない」からです。 例えば、電気自動車を開発するために膨大な資金を必要とするので、新株を発行して資金を集めた。ところが、他のメーカーと共同開発することになったので、それほど巨額の資金は不要になった。 となると、集めた資金が遊ぶわけです。利益を産まない。 ところが遊んでいる(利益を出さない)資金を出した株主にも配当しなければならない。1株あたりの配当額が下がる。株主から不満も出る。株価が下がる。 さらに、株主が多いと管理も大変(費用がかかる)。費用を省けば、配当を増やせるよね。 資金も余っているし、株価も下がったし、株主管理も大変だ。じゃあ、自分でトヨタの株式を買って株主を減らしてしまえ、という話になるわけです。 株式を完全に償却して(消滅させて)しまうこともできますが、株式のままにしておけば、資金が必要になったときまた面倒な新株発行手続きをせずに、その株を市場に流すことで資金集めができますよ。だから買ったトヨタ株は金庫に入れておきましょう。 ということで、償却せずに、トヨタ社内で持ち続けるのが「自己株式」です。 念のために言えば、トヨタが自己株式を持っているかどうかは、知りません。例えば、の話です。
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自社の株を会社が有している(貸借対照表に計上される、取得済み)株式、すなわち「自己株式」。一般で言えば銀行に預けずにタンス預金しているようなものです、なので金庫株ともいいます。 株式会社は新株を発行することで発行済株式総数を増やす。自己株式はこの反作用、すなわち、既発行の株式を入手回収(自己の株式を取得)し、自己株式として保有管理(保有自己株式)し、処理(再度放出(自己株式の処分)または消滅(自己株式の消却))させるという側面をもっています。