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文楽について
今度、文楽を見に行くことになりました。 しかし、あまり文楽について知りません。 文楽とはどういうものなのか教えてください。
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- sacristain
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確かに#1の方がおっしゃるように、言ってしまえば「人形劇」です。 でも世界中にあるどの人形劇とも一線を画する、とても特異な芸術でもあります。 まず人形遣いは、堂々と観客の前に姿を見せ、時には肩衣をつけたり、 衣装を引き抜いたりという演出までみせます。 しかも1体の人形を主遣い、左手遣い、足遣いの3人で操るのです。 この3人の呼吸がぴったり合っていないと、人形がひとりの人間として行動できません。 実際に公演の時、主遣いの方の表情を見ていただくとよくわかりますが、 主遣いは始終無表情です。その人の感情が、全て人形に移入されているからです。 逆を言うと、まるで人形が本当に涙をながしていたり、 額に冷や汗をかいていたり、心臓がドキドキいっているのが客席でもわかるくらいです。 そして何といっても文楽の要は大夫さんです。 お人形さんは口がきけませから、大夫さんの浄瑠璃で、 ナレーション、全登場人物の台詞(子供から老人まで)、 心理描写の全てを表現します。 隣に座っている三味線方は、大夫さんや本舞台に目をやることなく、 暗譜で弾ききります。 40、50は洟垂れ小僧、と言われる、長年の経験が物を言う世界です。 人間国宝も5人いますが、皆さん80歳前後のご高齢者です。 どちらの劇場でご覧になるのか存じませんが、イヤホンガイドがあると思うので、 それをお借りになるといいと思います。 またパンフレットなども公演前に目を通しておくとわかりやすいと思います。
文楽とは、日本の伝統的芸能で、太夫と三味線が奏でる浄瑠璃を人形が体現するもので、簡単にいうと「人形劇」です。 下記のページと参考urlをご覧ください。 http://www.lares.dti.ne.jp/~bunraku/bun_top.html