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文楽・浄瑠璃・義太夫の関係
恥ずかしながら日本の古典芸能についての知識が全然ありません。それで、勉強しようと思ってホームページを探してみましたが、内容がごちゃごちゃしていてよくわかりませんでした。 文楽、浄瑠璃、人形浄瑠璃、義太夫の区別あるいは関係を明確に教えていただけないでしょうか。
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私もそれほど詳しくはないのですが、こんな感じでわかりますでしょうか。 【文楽=人形浄瑠璃】 文楽=人形浄瑠璃で、正式には人形浄瑠璃芝居と言います。浄瑠璃語り、三味線弾き、人形遣いの三者で成り立つ芝居の形式を示します。(浄瑠璃語りについては、次の項目をご参照ください) 文楽とは元々は「文楽座」という興行小屋で、幕末から明治前期にかけて代表的な劇場でした。このため、上演される人形浄瑠璃もいつしか「文楽」と呼ばれるようになりました。 【浄瑠璃と義太夫】 浄瑠璃も義太夫ともに、おおざっぱに言うと人形浄瑠璃芝居におけるBGM部分、という感じです。 浄瑠璃とは、もともと、語り物のこと、あるいは三味線を伴奏音楽とする語り物という意味です。 人形はしゃべれないので、浄瑠璃を使ってセリフを言わせている、という感じです。 古くは琵琶法師による琵琶をBGMにした語りだったそうです。最初に語られたのが牛若丸と浄瑠璃姫の話だったところから浄瑠璃と言われるようです。 (現在のように、三味線に語りをのせるようになったのは16世紀に三味線が日本に入ってきてからで、この頃のものは古浄瑠璃とよばれます。) 17世紀に入ると、大阪に、語り手の天才 竹本義太夫が表れます。「竹本座」を構えて古浄瑠璃から独立し、太棹の三味線の調べに乗せて優艶な節回しで語る義太夫節はたちまち人気を呼びました。 いつしか、義太夫節が文楽のBGMとして幅を利かせるようになり、上方では「竹本義太夫」の創り出した義太夫節を、浄瑠璃と同義語として扱う程になったそうです。 なので、義太夫を「義太夫浄瑠璃」などと言ったりもするようです。
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- sacristain
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#1の方がとてもわかりやすい説明をして下さっているので、大体の様子はつかめたと思います。 私も昔、歌舞伎を見出した頃は、清元も常磐津も長唄も皆同じに聞こえてました。 あえて#1の方の説明に補足をつけるとすると、 最初に「浄瑠璃」と言われたのは、「義太夫節」でした。 時代が下って、江戸で派生したのが常磐津や清元、長唄などです。 ですから「浄瑠璃」は義太夫だけでなく、常磐津や清元もあります。 そして「浄瑠璃」は「語る」という言い方をします。 決して「歌う」ものではありません。ですから演奏者は「語り手」であり「太夫」と呼ばれます。 現在では、歌舞伎の世界では「太夫」という字を使い、 文楽では「大夫」と字を使い分けています。 義太夫は、歌舞伎と文楽で使われていますが、文楽座の方が格が上、とされていて、 文楽から歌舞伎へ転身することはあっても、その逆はありません。
お礼
補足を有難うございました。 ますます正確に理解できるようになりました。 これから図書館などでもっと勉強しようと考えています。 これで私の知識の欠点であった日本の古典芸能が分かれば教養の幅が広がり、TVなんかがぐんと面白くなります。 改めてお二人の方にお礼申し上げます。
お礼
早速のご回答を拝見しました。 「文楽=人形浄瑠璃」だったのですか、これで糸のもつれの一端がほぐれました。 歴史的にも用語が大変入り組んでおりますね。分からなかったはずです。 URLも有難うございました。実はこれまでホームページを見てもさっぱり分からなかったのです。 改めて頭を整理し、理解できるようにしたいと思います。 どうも有難うございました。