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ロケット砲(放射砲)の砲撃原点

韓国はK9とかいう砲とレーダーによる砲撃原点割り出しを装備してるようですが ここで疑問 ロケット砲の場合ある距離水平に飛ぶのでは?そうすると落下時にレーダーで飛来する 方向を捕捉できても距離(発射された地点)は割り出せない?ように思うのですが如何 ヨンビョンド砲撃(撃たれた)の場合も芋畑に反撃したように報道されてるけど案外それが 実際だったのでは?(距離の決定の誤差が大きすぎ?) 反撃は、偵察による砲の位置確認と空爆による攻撃しか手立てがない?そしてその方法は 犠牲をゼロには出来ない?ということになりますか?

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回答No.2

Rocket 砲による砲撃と迫撃砲による砲撃とでは砲撃の種類が異なります。 K9 は自走式迫撃砲と呼ばれるもので、火薬の爆発力で砲弾を撃ち出す迫撃砲を自走車輌と組み合わせたものです。 一方 Rocket 砲は固形燃料を燃やし尽くして飛翔する比較的小型のものと、液体燃料等の制御し易い燃料を加減して飛翔する比較的大型のものとがあり、双方共に無誘導の Rocket 弾と飛翔中に飛行経路を変更できる誘導式の Missile とがあります。 御質問者さんが仰る Rocket 砲とは「固形燃料を燃やし尽くして飛翔する比較的小型の無誘導 Rocket 弾」ともう少し高度な「燃焼制御を行って同じ俯角で発射しても射程を変更できる Rocket 弾」の事と思いますが、いずれも飛翔中に飛行経路を変更することができませんので Radar で速度変化と方位を測定すれば発射位置を割り出せます。 砲弾 (Rocket 砲弾を含む) の飛翔速度変化と径路を測定して射撃位置を割り出す Radar は対迫 Radar と呼ばれるもので、延坪島砲撃事件の際は対迫 Radar System の設定不良で北朝鮮砲撃隊の後方に広がる芋畑を掘り返していましたね(笑)。 http://livedoor.blogimg.jp/hangyoreh/imgs/3/4/34fc1445.jpg その K9 も毎分 6 発撃てると公表していたのに、実際は毎分 6 発撃てるのは最初の 3 分だけで、その後は砲身が過熱してしまうことから毎分 2 発が限界のようです。 実際、延坪島砲撃事件では北朝鮮の砲撃を受けた時点で 4 輌ある K9 のうち 2 輌は訓練に出払っており、2 輌が待機していたものの北朝鮮の砲撃による影響で電子回路が故障、訓練に出ていた 2 輌のうち 1 輌は訓練中に不発弾が詰まって故障、電子回路が故障していた 2 輌のうち 1 輌の再起動に 2 分を要し、不発弾を除去して帰って来た訓練車輌と共に 13 分後より反撃を開始、3 輌合わせて 8 分間で 50 発を応射していますので、平均すると 1 輌当たり毎分 2 発ですね。 その後、電子回路が故障していたもう 1 輌も再起動させて 22 分後から 4 輌で応射を再開させたのですが、この時は 31 分かけて 30 発応射しており、4 輌全部でも毎分 1 発しか撃っていません。 >ロケット砲の場合ある距離水平に飛ぶのでは? <いいえ、燃料 (推進薬) が燃えている間は加速上昇運動、燃え尽きた後は通常砲弾と同じ弾道となります。 >そうすると落下時にレーダーで飛来する方向を捕捉できても距離(発射された地点)は割り出せない? <対迫 Radar は砲弾の落下運動のみを計測しているわけではありませんので、加速上昇中の Rocket を観測できれば発射位置を割り出せます。 尤も北朝鮮の砲弾が最初に着弾した時点よりも前から常に対迫 Radar を作動させているわけではありまsんので、対迫 Radar を作動させてからどれほどの Rocket 弾を観測できたのか、特に加速上昇中の Rocket 弾をどれほど観測できたのかは疑問ですね。 車庫から対迫 Radar 車を出して電源を入れ、GPS で車輌の設置位置を正確に設定、観測した Rocket 弾の飛行経路を自身の設置位置情報から正確に測定し、敵の位置を演算‥‥この時、自身の設置位置 Data に僅かな狂いがあっても反撃目標位置は大きくずれてしまいます。 直撃を喰らったわけではなく、離れた地点に着弾した際の地鳴り振動ぐらいしか受けていないのに電子回路が起動に失敗して再起動を余儀なくさせられるような K9 と対になっている対迫 Radar 車輌ですので、振動が鳴り止まないうちに自身の位置を GPS 設定すると GPS 衛星の測定方位がずれてしまうのかもしれませんね‥‥道路 Map で補正される乗用車のナビの方が正確なんじゃないの(^_^;)?。 >反撃は、偵察による砲の位置確認と空爆による攻撃しか手立てがない? <昔はそうでしたが、Map 補正された GPS Data を得られる国内であれば着弾位置観測は不要です。 相対位置が正確に判っている陸上自衛隊富士総合火力演習では毎年 3 地点に分散した砲撃陣地から時間差を付けて発射した砲弾を着弾域空中で同時爆発させ、爆炎光で富士山の絵を描いてみせていますものね。 激発 (発射) 時刻が 100 分の 1 秒ずれただけでも富士山の絵なんか描けない筈なのですが、あれは花火大会みたいに Computer で激発も制御しているのかな(^_^;)。‥‥「だんちゃーくっ、いまっ!」で空中に爆炎で富士山の絵が出現するのは圧巻です。 https://www.youtube.com/watch?v=QPlIpMM4PSo 上映像は 1 陣地 (観客席前の自走砲陣地) しか映っていませんが、発射音から陣地が複数あることや、発射時刻が各々異なっている事が判ると思います。 陸上自衛隊の場合は射撃陣地を固定せず、1 発 (または数発) 撃ったら直ちに砲をたたんで陣地を移動する事により対迫 Radar による反撃を回避する戦術を採っており (米国で共同訓練を行った際の逸話は有名ですね)、その戦術を採る相手に対しても有効な即時反撃訓練も行っているでしょうから対迫 Radar の使い方も「GPS 設定に誤差が出ちゃった :p」なんてヘマはしないでしょう(^_^;)。

japaneseman5963
質問者

お礼

後になって済みません。回答ありがとうございます。

japaneseman5963
質問者

補足

島から漁船が盗まれる事件があったようです。島内に北の着弾観測員(スパイ)がいても不思議ではない 攻撃開始から被害が出る着弾まで効率が良すぎるような。目には目を(ちょっと意味が違うと思うけど)砲撃の修正をする 斥候は必要なのでは。固定点の将軍様退避壕みたいなものなら撃てるとおもうけど。 哨戒艦の撃沈なんて、フラフラ丸腰で前線を散歩気分で歩いてたみたいなもののように思えてならない。 「西部戦線異状なし」って映画で、飛んできた蝶に手を伸べて狙撃される、あの場面みたいなもの。 臨戦態勢でないのも不思議、今まで何回「宣戦布告とみなす」って喚かれてんのか?数えきれない。

  • ithi
  • ベストアンサー率20% (1972/9601)
回答No.1

japaneseman5963 さん、こんばんは。 K9というのは韓国が開発した155mm自走りゅう弾砲です。しかし世界的には自走りゅう弾砲は長砲身化、RAPの一般化により長射程化が図られています。 自走りゅう弾砲のカテゴリーが最近おかしなことになり、ガンハウザーといって、徹甲弾と榴弾の2種類を主要弾薬とした火砲になりました。長砲身で通常弾でも30kmの射程があり、RAP (ロケット弾)で50kmを超える射程を誇ります。K9の自走砲はGPSシステムで代替どのへんに命中するかが大体理解できるようです。 K9 https://ja.wikipedia.org/wiki/K9_155mm%E8%87%AA%E8%B5%B0%E6%A6%B4%E5%BC%BE%E7%A0%B2

japaneseman5963
質問者

お礼

回答ありがとうございます。

japaneseman5963
質問者

補足

着弾地点を正確に割り出せるなら、普段の偵察からそこは芋畑って分かりそうなもの。機械に頼りすぎのように思う。 放射砲なんて、台はトラックの様だけどそれなりの地盤が必要では?周囲の路上とかありそうなところも撃っておくというのは用兵の基本のように思う 重量のありそうな谷山砲?などだとさらにそれが言える

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