ゴーヤ。最近あちこちでよく見かけるようになりましたよね。実は何十年か前まで、沖縄のゴーヤを本土に持ち込むことができなかった時代があったのです。
その理由が、ゴーヤなどの沖縄の作物につくウリミバエというハエのせいだったのです。ウリミバエはその名の通りウリ系の植物を好む虫で、農作物に深刻な被害を与えます。沖縄ではこのウリミバエに苦しめられていたのですが、これは本土までは及んでいませんでした。もし日本本土にウリミバエが上陸したら大変なことになるので、沖縄の農作物を本土に持ち込むのは禁止されていました。
そこで行われたのが、捕まえた(あるいは飼育した)ウリミバエに放射線をあてて生殖機能を破壊してまた放つという方法でした。これを何十年もくり返すことで少しずつ数を減らすという気の遠くなるような作戦です。しかし関係者の苦労の甲斐あり沖縄のウリミバエは根絶され、ゴーヤが本土でもこれだけ広まるようになったのです。
ブラジルの事業もこれと似たようなことになると思いますが、何よりも継続が重要ですし日本人的なチマチマした仕事のキッチリさが求められます。元々大らかで国民の半分がO型のブラジル人ではこんなチマチマした事業は気質的に長続きしないんでないかなと思います。
ブラジルの国旗には文字が書いてあるという非常に珍しいものになりますが、あれはポルトガル語で「秩序と進歩」とあります。「どちらもブラジルにはない言葉」というジョークがあります。
お礼
多少面倒でも蚊は絶滅してほしいです。ご回答ありがとうございました。