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なぜ日本のコンテンツ制作の人々は買い叩かれるの?
日本の多くの映画主要スタッフ、アニメーター、CG制作者などはなぜ買い叩かれるのですか?また昨今ではテレビ制作スタッフでもドンドン買い叩かれ、規制やクレームを名目にドンドン買い叩きが進んでいるようです。 「クールジャパン戦略」とか言いながら、多くのアニメーターは生活保護者状態ですし、アニメーション制作もコスト削減コスト削減でサービス残業当たり前、好きなら我慢しろ、映画関係者も映画予算は削減削減、映画の内容にもあれダメこれダメでそれじゃ売れないとまともなコンテンツ制作が行われていないとのこと。テレビ業界でもこれと同じように、あれダメこれダメ やりもしないでそれじゃ視聴率とれない、視聴者からクレームが来る、などとしまともなコンテンツ制作が行われなくなってどんどん地盤沈下が進んでいるようです(ただテレビの場合はそれは表向きで、実はすべてはスポンサー検閲やスポンサーのクレームの問題らしいですが)。 アメリカの人気アニメ「シンプソンズ」は、日本の人気アニメ「ワンピース」の10倍の予算で作られているそうです。当然関係者も潤っています。 そして政府はクールジャパン戦略とか言いながら、自分たちた造ったかの如くのコンテンツ広告などを行うものの、製作関係者を冷遇し更に書い叩くための労働政策などを勧めて、表向きとは違い事実上のコンテツを潰すための政治政策を熱心にすすめています。 まぁ要するに食えないのは市場原理の淘汰の結果というのが政府の方針のようです。 日本企業のコンテンツの権利を持っているところは、コンテンツ事態を安売り安売りで売っぱらってしまうし、制作者にはコスト削減、人件費削減で買い叩きを行うばかりで、それで利益が増えたと喜んでいます。特に電通などはこの手の手法で大きく儲けているのだとか。 アメリカなどだと 捨てる神いれば拾う神あり とばかりにちゃんとコンテンツ製作者にもお金が回っています。しかし日本のコンテンツ産業の儲けは制作スタッフにはほとんど廻っていきません。当たっても儲かるのは現場とは関係のないところです。 なぜ日本の映画主要スタッフ、アニメーター、CG制作者などは買い叩かれるのですか?
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- eroero4649
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あまり熱心に調べていませんし正直調べる気もないのですが、日米の制作アニメ本数を比べればいいと思います。日本だとだいたい年間200本くらいの新作アニメが制作されているらしいですね。まあはっきりいって多すぎるのではないでしょうか。アメリカの人口は3億人ちょっとですが、日本の3倍アニメが作られているということはないでしょう。 そう考えると、シンプソンズの制作費が日本のアニメの10倍の予算だったとしても人口や製作本数から考えると相対的に数字は小さいのかもしれません。だいたいあの絵がジョジョより手間暇かかっているとは到底思えませんからね。 >そして政府はクールジャパン戦略とか言いながら、自分たちた造ったかの如くのコンテンツ広告などを行うものの、製作関係者を冷遇し更に書い叩くための労働政策などを勧めて、表向きとは違い事実上のコンテツを潰すための政治政策を熱心にすすめています そりゃそうです。クールジャパンいうたところでアニメを知っているオッサンなんてほぼ皆無ですから。麻生財務相がアニメ(マンガ)好きって話が一時期ネットを賑わせました。ローゼンメイデンが好きという噂もありましたがそれは単なるデマで、実際は「ビッグコミックを読む程度の単なるオヤジ」だったそうで。 クールジャパンでひと儲けしようと企んでるのは海千山千の電通博報堂なのです。じゃあアニメ業界内部の人たちはどうかというと、この人たちは単なる技術者(&オタク)の集まりなのでマネジメントができない。金儲けに長けているオタクがいないわけです。 でも外国も事情はさほど変わらなくて、例えば韓流ドラマは世界中で人気ですがその理由も権利関係を全てドラマを制作した会社が握っているからです。そのため外国側からすると、ドラマの権利が比較的安価で手に入るメリットがあります。一方出演している俳優は権利を一切有さないので自分が出演したドラマがどんなに海外で大ヒットしても自分の懐にはビタ一文も入ってきません。ヨン様も冬ソナブームで懐に入ったお金は全て自分自身で稼いだ分だけです。だから頻繁に日本に来て営業していたんですよ。 またハリウッドも今や内部を仕切っているのは保険会社。製作費はがんじがらめにされていて、保険会社にとって優秀な映画監督とは「予算を使わないで制作する人」であり、確実なヒットを狙うために「大味なヒーロー大集合映画」とか「大ヒット作のパート2、パート3モノ」ばかりになっています。CGまみれの小中学生男子が喜びそうな映画ばっかりじゃないですか。そうそう、今や国外市場では中国が最も大きいので、中国人ウケするストーリーにもしているそうですよ。だから右の人たちが「反日映画」と呼ぶようなやつが増えていますよね。 話を日本のアニメに戻せば、製作本数が多すぎますね。アイカツとアイマスの何が違うのか部外者にはサッパリですし、ナントカ物語は全部同じにしか見えませんし。「マンガかラノベでちょっとヒットしたら腐らないうちにアニメ化してグッズとDVDをオタクに売りつけて回収する」ってのはAKB商法と変わらんですよ。
- KoalaGold
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シンプソンズは韓国に下請けに出されています。デジタル化されてからはアメリカで作っていませんので脚本で書かれたことがデザイン化されるうちに勘違いで変わってきているのに気がつくことがあります。英語圏でないので翻訳時に間違えたとみられる部分などがあります。 デイズニー作品は台湾とフィリピンで作られています。以前は日本にもオーストラリアにもロサンゼルスにもスタジオがありましたが閉鎖されました。短編で細々と契約社員を食べさせているくらいです。 利益を出せるのは英語圏でマーケットが広いことと、営業力の大きさです。1本作ったら売り先が既に決まっているのです。スタジオジブリであろうとも作る前から売り先が決まっていることはありませんし、外国の興行主を巻き込んでいれば宣伝もは早めに手が打てます。 日本のコンテンツ制作の空洞化は日本語で止まっていることと外国を最初から売り先としてチーム化していない点でしょう。翻訳して数十カ国に売るつもりでの製品化、外国のネット産業との提携、外国の映像配給先に日本チームを送り込むべきです。 K-Popや韓流が国家規模で売り込みに精を出してあそこまで盛り上げました。アニメや漫画はファンが広めたものですが、この先に国家が手を貸してもいいと思われます。利益があってこそ製作者に還元できるのです。 カナダとフランスとニュージーランドはアニメ業界と映像業界へ国が加わっています。製作者は9時5時で勤務できて有給も病休もあり、家庭を持って家を買うことができるのです。 好きなだけで安く働こうと思うアーティストと高いから競争を生き延びて働こうと思うアーティストでいずれは質の差が出てくると思いませんか。中国や韓国やフィリピンやインドではアーティストとして勝ち抜くためのレベルは非常に高いので、それなりの金額を手にすることができ、若手がいくらでも業界に入ってきます。
それ全く逆で 漫画やアニメで生計を立てれる人が多い国として日本は海外のクリエイターから羨ましがられています 海外でアニメ職人で食える人などディズニーなど頂点の一角だけです
- ithi
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drogan-man さん、こんばんは。 例えば、日本のアニメ作品一つ作るのに、アニメのほとんどの下請けは朝鮮や中国で作っています。これだけで、日本のアニメーターの半分の人件費でやっていけるわけです。こうなってくると、なりたくて専門学校や、大学の芸術学部なんて出てきた学生が基礎を覚える機会が少なくなってきています。日本でアニメーターなんて育たなくなるはずです。更に、昔は年50回やっていた番組が今では13回が普通でしょう。作品の回転が速い。つまり、もう一つ制作設定が途中まで、終わってる段階で別の作品の設定を行ってるのがほとんどでしょう。こんなことやっていると、韓流ドラマみたいに基本の仕事ができている中国や朝鮮のアニメ作品に取られてしまうかもしれません。
補足
その考えで行くと、アメリカの映画産業は下請けが朝鮮や中国が作ることになって、アメリカで映画やCGなんて育たなくなっているはずです。実際、韓国や中国はハリウッドに積極的に人を派遣し映画やCGについて多くの人が学んでいます。アメリカのヒットアニメ「シンプソンズ」は、日本のヒットアニメの10倍の予算で作られていますし、アメリカのアニメーターや制作にもしっかりお金が流れています。