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柿の木の促成栽培
- 柿の木を早く大きくし、早く実をならせるための肥料や世話について知りたいです。
- 「桃栗3年柿8年」という言葉があるように、柿の木は成長が遅く、実をならせるまでに時間がかかります。しかし、生きている間に実をならせたいという希望もあります。柿の木の促成栽培にはどのような方法や肥料、世話が効果的なのでしょうか。
- 柿の木の促成栽培には、早く大きくするための肥料や適切な世話が必要です。柿の木は成長が遅く、実をならせるまでに数年かかることが多いですが、質問者は生きている内に実をならせたいという希望を持っています。柿の木の促成栽培には、根元に有機肥料を施すことや、剪定を行うことが効果的です。また、適切な水やりや日光の当て方も大切です。
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- cactus48
- ベストアンサー率43% (4480/10310)
果樹と人間とを一緒にしては駄目ですが、ココでは例えとして言います が、人間が産まれて直ぐに子供を作る事が出来るでしょうか。 ある程度の年齢にならないと無理ですよね。 柿だって同じ事で、結実出来る大きさにならないと開花をしても結実を させる事は無理です。桃栗三年柿八年と言うのは、実生から育てて結実 をするまでの最短期間の事を言います。では八年後には必ず結実するか と言えば、それはハッキリ言って無理です。結実しても食する事は無理 です。どんな高価な肥料を与えても、どんな高価な栄養促進剤を与えて も、結実し食できる期間は決められていますので、現在は実生から栽培 して2年目のようですから、最低でも6年は待つ必要があります。 少しでも早く結実させる方法としては接ぎ木と言う方法があります。 柿を種から育てた物を実生苗と言います。接ぎ木はこの実生苗を使用し て栽培する方法で、この方法なら通常より早く結実します。 使用する実生苗の事を「台木」と言い、種から育てた実生苗で2~3年 目の苗を使用します。接ぎ木には台木の他に、接ぎ木のための枝が必要 です。この方法を下記に書きますが、素人では失敗の可能性が高いので 通常は接ぎ木苗を購入して育てるのが一般的で、成功率も高いです。 接ぎ木には2種類あり、休眠接ぎと新梢接ぎの2つです。 休眠接ぎは1~3月に行い、前年度(昨年)に伸びた充実した枝を使用 します。台木は実生苗の2~3年ものを使用します。 新梢接ぎは6~8月に行い、今年に伸びた充実した新梢を使用します。 台木は実生苗の2~3年ものを使用します。 接ぎ木の方法は休眠接ぎでも新梢接ぎでも同じですが、ココで説明して も理解して頂けないと思うので、申し訳ありませんが「果樹の接ぎ木」 で検索して詳しい方法を調べて見ながら作業して下さい。
- maiko0333
- ベストアンサー率19% (839/4401)
柿は種から育てられているのでしょうか? 種からなら渋柿にしか育ちませんよ。 甘柿にするなら甘柿の枝を切り取って接ぎ木するしかないです。 ホームセンターなんかに行けばすぐ来年から実がなる苗を売っていますよ。 もちろん接ぎ木済みの甘柿です。
- bannzaiusagi
- ベストアンサー率74% (562/758)
実生株の時点で無理ですね・・・。 生き物というのは植物でも動物でも子孫を残すには一定期間しっかりと生育する必要があります。動物だと栄養状態が良いと本来よりも早く性成熟してしまい子供が産める条件が揃ってしまう事があり得ますが、この場合は胎児が未熟に育ちやすくて流産や早産、未熟児になってしまう事も多いです。 植物の場合、通常とは異なる肥料の与え方などすれば徒長したり木の質が軟弱に育ったりしやすいので(病害虫の発生や木が傷つく原因になる)、何かを余分に与えての栽培はやめた方が良いです。 樹木の場合、植物の中では一番寿命の長い部類です。子孫を残すために成熟するにはどうしても年月がかかり、この年月を充分に過ごさせるこそ大切なのです。動物に例えるなら、野菜や一年草は生まれて一か月もしないうちに成熟して子供を産めるネズミあたり、樹木の方は子供が産める体になるまでがゆっくりで早くても10年、妊娠期間も長いゾウやクジラといったところでしょうか・・・。 樹木の中では比較的早めに次世代を残せる用意が出来る種類が果樹には多いですが、実際は桃が実生で3年目に花が咲いたとしても木自体は若すぎるので栄養が実に回らず良い実は成りませんよ。 果樹の樹齢が若すぎる期間は雌蕊や雄蕊が未熟な花が咲きやすく実が成らなかったり、成ってもほんの数個で実は小さく固く味も良くはありません。なので果樹園などでは木が充分に育つまでは実は望まず木の成長の方を重視し人工授粉の必要な品種には受粉作業はせず養分は全て木の枝葉や根の成長の方に回します。自家受精できる品種の場合もこの頃は実は収穫せず自然に落ちるまで放置。柿なら未熟な実を柿渋の原料に使うくらいで、果樹の若い木から採れた実の利用法は無いです。まだ美味しく成らないので加工などの使い道もなく木に成らせたまま熟させ野鳥などが食べに来るに任せたまま(野鳥は果樹園には収穫期は害鳥ですが、冬場は樹皮で冬眠している害虫を食べてくれる益鳥でもあるので、多く寄せる為に鳥の取り分として果樹一本につき実をいくらは必ず残す)と言う所も。 数年経ち、ようやくどうにか味が食用に適するレベルまで乗ってくれば、普通に収穫するときに出る小さな実や歪な実と一緒に加工用へと出荷したり、規格外品として自分の所でかなりの安値で売ったり一部市場に出す事もありますが、これも捨てるよりはマシと言う考えからで美味しいと言われる品種でも、まだ木が充分に育っていないうちの実は味も見た目も良くない事が多いです。 果樹農家の場合生計を立てるためにも、やはり木ができるだけ早く育って良い実の成る木になってほしいと考えています。そのために考え出された方法が台木に欲しい品種の穂木を接いで、木の成熟を何年か早くさせる「接ぎ木」と言う方法です。 木によっては挿し木のできる種類もありますが、果樹の場合は挿し木のできない種類が割と多く、また近年の優れた品種ほど自根では良く育たない傾向を持ちます。接ぎ木なら組合や自分の所で行えば一度に何十本も欲しい品種が得られるという理由もあって、今では接ぎ木してある果樹での栽培が当たり前となっています。 接ぎ木は台木を実生で何年か育てておき、それを途中で切ったものに樹齢がもう十年以上は経っている品種の成熟した小枝を穂木として継ぐ事から、実生で育てるよりも確実に5年くらいは木が早く成長します。台木の方は実の大きさや味の方は劣っても性質が頑丈で育ちが格段に良く病害虫に強くて根の張りがとても良い台木専用品種や古い品種、樹種によっては同属で接ぎ木が可能な別種が使われています。 実生で育てている木はどうしても早く育てることは出来ず、実が成る様になってもはじめのうちはその木の特徴が表れていない実しかなりません。運良く美味しい立派な実が多く成ってくれるまでには初めて花が咲いてから早くて6年、種類や品種によっては10年くらいは待つ事に。なので実生の柿の木が充分生育しちゃんとした大きさや味の実が成るまでは種子から育てると早くても13年くらいはかかると思います・・・。でも運が悪ければそれはいつまで経っても望めません・・・。 種子から蒔いた柿はどんな品種なのでしょう?かなり古い品種や樹齢がかなりの古木由来の実から採れた種子だと実生から育てても親の木とほぼ同じ特徴や味の実が成りますが、市販の実を食べた時に見つけた種子由来だと実生栽培では親品種とは特徴の違う実が成る事もありますが・・・。 柿の栽培では自家受粉できる品種もありますが、市販の物の中には種が入りにくい様に育てたり、受精率を高める目的で異品種と混植して栽培します。なので市販品の実は親木の品種名では呼ばれているものの、種子は交雑しており簡単に言えば「雑種の種子」です。親木の遺伝子の他に花粉親である品種の特徴も継いでいるので蒔いた種子から育つ実生木は両親木の特徴がランダムに表れます。その為にこの実生株と言うのはどんな育ち方をするか、病気に強いか弱いか、実の大きさや味が予想できません。品種の組み合わせによっては親木が甘柿であっても子は渋柿になる事があり場合によっては他の品種よりも育ちが遅いものであることも。接ぎ木で栽培する性質の品種同士での受粉で出来た種子だと、実生では自根での育ちが悪い可能性も考えられます・・・。 もし市販品の柿の種子なら品種名によっては育ちが悪く実の成りや大きさ味が悪く成る可能性もあるので、もし品種名が分かっているのなら念のためにその品種の栽培方法や受粉相手の品種名を確かめて交雑している可能性は無いか・接ぎ木で育てる品種で無いかを確かめ、やはり交雑の可能性や接ぎ木品種であったならば品種の組み合わせによっては劣った性質が強く出る場合もあるので、実の特徴にはあまり期待はせず将来家で採れた柿を食べる経験が出来る事の方重視で、「急がず気長に」育てた方が良いと思います・・・。稀に従来品種より優れた個体が育つこともありますが、大抵は市販品より味は劣っても自家消費ならどうにか許されるくらいの味だったり、渋抜き作業の手間が必要だったり、生で食べるよりも干し柿にして食べた方が美味しかったりもします。 そして病害虫には充分にお気をつけて、できれば木の若いうちから薬剤による防除は行って下さい。病害虫が発生すれば虫の大量発生などでご近所の迷惑になってしまう事があり、もし住宅街など民家の多い地域なら防除の薬剤散布自体がご近所迷惑になる事も・・・。なので住宅密集地だと病害虫リスクが高めの恐れがある実生株の栽培は難しいので、どうしても柿の木が育てたいのなら今の実生株は諦めて、接ぎ木苗で病害虫に強い性質を持つ丈夫な品種の苗木を選んで植えた方が良いです。おそらく今年秋か来年春に接ぎ木苗木を植えた方が今の実生株よりも数年早く木が成熟して、実生株よりも優れた特徴の実が多く収穫できます。 樹木は、老化したものを樹皮を一部剥いだり根を切る事で「若がえさせる」事は可能ですが、生育サイクルが動物とは全く違い育つ速度を早ませるという事はほぼ不可能です。季節季節により育つスピードはほぼ決まっており、季節に対し本来の育成スピードが速まってしまえば無理が生じ、必ず弱い部分が出来て性質が悪く成ったり病害虫に弱く成ったり枝が折れやすくなることも・・・。 野菜は栄養を与えると育ちが早く成るイメージがありますが、実際はそうではなく早く細胞を大きく多くして質を柔らかくさせているので食べる部分が大きくなったにすぎません。動物に例えれば肥満体質。そのために軟弱になりやすく、農家では年に何度も農薬で防除するのです。有機野菜だと育ちが遅く見かけも小さいですが細胞が健全で味が濃くて栄養も確実に多いです。 人の都合優先で改良された結果野菜は元になった原種よりも短命になっていて(これは早く収穫する為に人為的に行われている場合もあり)、野菜の多くは一年以内で収穫しないとおいしく食べられなくなっています。中には多年草の物もありますが、人により適切な手入れが無いと食用部分が硬かったり苦かったりとおいしくなくなるものも珍しくありません。 植物の成長スピードは人の都合に合わせてはくれません。お気持ちは解りますが今の実生株ではどうしても接ぎ木苗よりも育ちが遅いのです。ご都合によってはこの実生株の方では急がず、新たに育ちの早く実の特徴の良い品種の接ぎ木苗を植えた方が確実に数年早く実が収穫できるでしょう。 もし他の樹木で接ぎ木の経験があって慣れているなら、どこかから美味しい実の成る木の枝を譲っていただき実生株を台木にして接ぎ木すると、運良く活着しもし実生株の自根の張りが良ければ気長に待てばいずれは美味しい実の成る木に育ちますが、もし接ぎ木の技術の無い初心者なら成功率が低いので難しいと思います・・・。
- E-1077
- ベストアンサー率25% (3258/12620)
実際にそれぞれの年月が経てば必ず成るということではなく、それほど時間がかかるという言い伝えに過ぎません。ですからこの年月が経っても状態が悪ければ生りませんし、なっても一年おきなどという個体もあります。 下手に肥料などを与えるよりも、土壌のphなどを計って適正にして置き、あとは放置が一番良いのです。勿論下草などは処理してください。
お礼
補足とお礼コメントを混同してしまいました。 改めて、お礼を申し上げます。
補足
大変詳しい解説をしていただきまして、本当にありがとうございます。 柿の樹種ですが、野生のとても小ぶりの渋柿です。私は、これを収穫するのが目的ではなくて、かわいい実がなるのを鑑賞したいと思っています。おっしゃるように、はやく成熟させようというのは人間のわがままですよね。あと10年というと82歳になりますが、運がよければ実をつけてくれるかもしれないと思って、楽しみに育ててみます。