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おとぎ話にでてくる継母はなぜいじわる?
ヘンゼルとグレーテルの話を見て思ったのですが、おとぎ話にでてくる継母は なぜいじわるな人が多いのですか? 女の人が悪者でお父さんがいい人ってパターン多いなと思ったので。 *日本だと「意地悪じいさん・ばあさん」が多いかな?
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グリム童話などのおとぎ話がつくられた時代の西洋社会は、女性の社会進出できず男性と結婚しなければ生活することが難しい時代でした。 そのため結婚適齢期を過ぎても未婚の女性は社会から冷遇されがちでした。 また、現在と違って医療はそれほど発展しておらず、キリスト教などの宗教観から人の身体にメスを入れるような外科手術はタブー視される傾向も強かったので、当時、女性の出産は命がけであったのだと思います。ですから、出産によって命を落としてしまう女性も多かったのでしょう。 もしもそのように妻と死別するなどして独身となった男性がいれば、未婚で妙齢の女性は、恋愛感情などなくとも結婚するように一族から仕向けられたりしたでしょう。しかしやはり医療が発展していないので、高齢出産には希望が持てず、後妻として結婚した女性は、前妻の子をただ養うだけの家政婦同然の存在になってしまうのです。ですから後妻、すなわち子供にとって継母となった女性は、ゆがんだ感情を持ちやすかったのかもしれません。 このようにいびつな家族像が一般的だったと思われます。 このことから、継母という存在を魔女のように誇張するよう表現されることが多かったのだと思います。
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歴史的な背景もあるんでしょうけど、 それを言うなら日本も大同小異ですからね。 単純に継母(とその連れ子)とか小姑が意地悪な パターンで作った方が話として面白いし 発展させやすいってことでしょうね。 世の東西を問わず、見る(読む)側もそういうのを 期待しての作品ってこともでもあると思います。
- Osric
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おとぎ話ですから、基本子供対象だと思います。実の親が子供にいじわるだと、最後に親をやっつけるという訳にはいきません。子供の世界は、狭いですから、親以外で家族に入ってくる人となると、継母が多いのでしょう。継父だと、外に仕事に行って、家にいませんし。そして、昔は、お母さんが早くなくなるという事も多かったでしょうから、実際に継母というのも多かったんだと思います。 話しがズレますが、最近継父の子供への虐待のニュースが多いですね。そのうち、子供の童話も変わってくるかもしれません。
- oteramairisuki
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一番の理由は物語の作者が男だということです。 世界でももちろん日本でも男と女の仕事の棲み分けができているわけで・・・私はこれを性差別とはいいたくはないですが(笑) もちろん日本でも「源氏物語」を筆頭に「枕草子」「十六夜日記」「蜻蛉日記」など歴史に残る女性が書いたものはありますが。 そしてむかしむかしから女性自身が女性は「いけず」な人が多いということも実感していたのでしょうね。 また現在の日本でも継父(ようするに女性の子連れ再婚)は増えましたが、ちょっと昔の日本では旦那を亡くしたり離婚をしたりしたあと、女性はなかなか再婚はしなかったものです。おそらくお伽話や童話が成立した頃の外国でも日本でも継母はあっても継父はなかなかいなかったのでしょうね。 ただ「シンデレラ」を考えれば「シンデレラ」にとってはあのイケズな母親は継母ですが、イケズな母親の連れ子にとってシンデレラのお父さんは継父ですが(笑)
- wam_f756
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みんな良い人なら、話しが、面白く無さそうだし。
お礼
日本では「家を守れ」とか言われますが、「一族うんぬん」も 厳しいですね。今でも話の内容が理解できる=現代になっても 問題は解消されていないのではと思ってしまいました。