イラストレーション科を卒業した仲間などで、
イラストの仕事だなと言えるような就職をした
ひとはあまりいませんでしたね。もちろんしている人も
いるのでしょうが...。
デザイン事務所(中小企業が多かった)とかで、
クライアントの依頼で捨てカットや、無難なだれが描いても
あまり差がないようなカットを描くことはあるひとが多かったです。
ただどちらかというと「こういう感じ」という
クライアントの意図を重視するのであって、
自分のカラーをイラストで打ち出す!みたいなのは
その場合、むしろ不要です。
様々なタッチのイラストを描けるほうが重宝されますし、
またサインなどを描くわけでもないイラストなので、
没個性なものも多い(体験や友人に聞いた限りでは)です。
自分の絵画、イラストレーションを持ち味を活かして、
と思うようなら、出版社周りとか、公募への応募とか、
ネットでイラスト投稿サイトなどで人気を得るとか、
こつこつためたお金でギャラリーでの展覧会を
開くとか、就職とはまた別にやっていく人のほうが
周りには多かったですね。
もっと絵に打ち込んでいる知人だと、
バイト生活でひたすらイラストを描いたり、
グループ展、個展などを開いたりしています。
しかし、そもそもイラストや絵画と関係ない
仕事につくひとの割合のほうがもともと多かったかも。
(さらに、数年後、10年後、ずっとクリエイティブ関連の
仕事をしている人の割合が減るイメージ)
教授や、専門学校の講師、先輩などの
コネクションがある学校ならば、
とりあえずクリエイティブ関連への就職は
できる率が上がるとは思います。(希望するなら)