青春・朱夏・白秋・玄冬
と言われるように、五行説から来ています。
あお【青】
(一説に、古代日本語では、固有の色名としては、アカ・クロ・シロ・アオがあるのみで、それは明・暗・顕・漠を原義とするという。本来は灰色がかった白色をいうらしい)
あお・い【青い・蒼い】
(古くは、目立たぬ色を表す語で、灰色をも含めていった)
せい‐しゅん【青春】
(1)(五行説で春は青にあてる) 春。陽春。
(2)年の若い時代。人生の春にたとえられる時期。「―時代」「―の思い出」
しゅ‐か【朱夏】
(五行で赤を夏に配するところから) 夏の異称。
はく‐しゅう【白秋】
(五行説で白を秋に配する) 秋の異称。
げん‐とう【玄冬】
(古くはケントウ。「玄」は黒、五行説では冬にあてる) 冬の異称。
ご‐ぎょう【五行】
(1)中国古来の哲理にいう、天地の間に循環流行して停息しない木・火・土・金・水の五つの元気。万物組成の元素とする。木から火を、火から土を、土から金を、金から水を、水から木を生ずるを相生そうしようという。また、木は土に、土は水に、水は火に、火は金に、金は木に剋かつを相剋そうこくという。これらを男女の性に配し、相生のもの相合すれば和合して幸福あり、相剋のもの相対すれば不和で災難が来るという。
五行配当(表)(の一部)
五行│時季│方位│色
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木 │春 │東 │青
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火 │夏 │南 │赤(朱)
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土 │土用│中央│黄
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金 │秋 │西 │白(素)
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水 │冬 │北 │黒(玄)
お礼
大変よくわかりました。 大きい分割がまずあって、その中でちぃーさく呼び名が分かれていたのですね。 どうもありがとうございました。