戦前、朝鮮人にも選挙権は認められていたのですか。

質問

日本が朝鮮を併合した後、朝鮮では朝鮮人にも日本人と同じように選挙権が与えられていたのでしょうか。

回答No.7

staratras · ベストアンサー

No.5&6です。補足として韓国併合後ちょうど20年経った昭和5年のある新聞記事を紹介します。（現代の表記にしています）

鮮内参政権獲得運動　李東両氏東上
朝鮮中枢院参議李東両氏は鮮内参政権問題に関し朝野各方面に対し運動をなしつつあったが、その建白書を携えて29日朝下関通過東上したが左のごとく語った。

鮮内の住民に参政権を付与すべしとの請願は既に大正10年の議会で衆議院に採択されて居ながらいまだ実現に至らず甚だ遺憾である。既にその第一階梯ともいうべき地方自治制も布かれて居る事だから是非とも年来の願望を達したい。我々の主張する参政権獲得は決して一部の人々が考えて居るように朝鮮の自治あるいは独立を目的としたものではなく、内地の延長として議会に朝鮮からも貴衆両院議員を送りたいのである。
内地在住の朝鮮人に参政権を与えて鮮内在住者に限り与えないのは非常な矛盾である。参政権を与えることによって二千万の朝鮮在住者は日本国民としての自覚と責務を感ずるようになり、鮮内における群生の諸問題は自ら解決すると思う。私は同志閔元植君のように反対者のためにやられるかも知れぬが死を賭して目的貫徹のために努めるつもりである。(「東京朝日新聞」昭和5年7月30日　引用終わり）

少し事実関係を補うと、No.5に書いた通り、当時内地に住んで居れば朝鮮人も参政権があり、選挙に立候補することも投票することもできましたが、朝鮮や台湾、樺太には選挙区がないためそこに居住している人はすべて(内地から渡った日本人も含めて）投票できませんでした。「これはおかしい」と考え、「朝鮮からも議員を送ろう」という運動をしていた朝鮮人の記事です。この運動の同志だった閔元植という人は閔妃の甥にあたりますが、この記事の9年前に東京のホテルで朝鮮は独立をすべきだと考える朝鮮人の大学生に刺殺されています。

この運動は「反日」ではなく、日本の統治の枠の中で参政権を求める穏健なものでしたが、そのために朝鮮の独立を目指す活動家からは逆に、有害な「親日派」の運動だとして敵視されました。韓国併合当時は日本に反発して独立を志向する「反日」だけでなく、こうした「親日」も命がけだったのです。

回答No.10

dragon-man

＞というのは朝鮮在住の日本人にも当然選挙権が与えられていたと思うので、そこに朝鮮人との差別があったかを知りたいのです。

もちろん与えられていません。その代わり日本国への納税義務も兵役義務もありませんでした。日本人が徴兵で戦争に行かされても、朝鮮の人たちはその義務がなかったのです。もちろん朝鮮人の兵士や将校はいましたが、すべて志願兵か職業軍人（朴大統領のお父さんがそうです）でした。日本陸軍は人気があって、志願者がいくらもいたのです。併合したと言っても完全に日本化したわけではありません。ちなみにイギリスやフランス、オランダもインド、インドシナ（ベトナム）、ジャワ（インドネシア）の人たちに本土の議会の選挙権は与えていません。それが当時の国際常識でした。

回答No.9

kitsunetoneko

既に，私の前の回答者様が，述べられているように，日中戦争（柳条湖事件から始まる日支事変）や太平洋戦争中などの，15年戦争中などの日本では，日本国内＝内地に住む，朝鮮半島出身などの，旧日本領の男性には，選挙権や，被選挙権が，日本人と同様に有り，最初は，当時の三円以上の納税者の，朝鮮半島出身者などに，選挙権があったようですが，太平洋戦争前の，普通選挙法実施後は，在日本の朝鮮半島出身の男性の全ての方に，日本での，選挙権や被選挙権などが，認められていたようで，ハングル（諺字?）での，選挙の投票なども可能だったようです..又，朝鮮半島出身の被選挙人の方は，皆，日本名ではなく，朝鮮半島固有の氏名などで，立候補し，朴春琴氏など，当時の衆議院選挙などで，当選されていた方も居たようです..一方，当時の日本領の，外地と言われる朝鮮半島や台湾島などに居住する人々には，日本人を含め，現地の人々にも，選挙権はなく，被選挙権のみがあったようです..結局，日本国内に住む，外地出身の人々にも，日本人と同じように，男性には，皆，大日本帝国臣民として，選挙権や被選挙権があったみたいですね‥特に，太平洋戦争中などは，朝鮮半島は，内地のような，激しい空襲などもなく，平和でしたから，意外に，朝鮮半島や，朝鮮半島出身の方達は，当時，恵まれていたのかもしれません..

お礼

ご回答ありがとうございます。

回答No.8

takuranke

外地在住者は日本人でも参政権がありませんでした。

文化や風習などが違っていたため、
外地には当初から憲法をはじめとする日本の法律は一部しか適用しませんでした。
なので、併合時に選挙区に追加されることはありませんでした。

そして、外地は日本の法律を作る議員を選ぶ場ではないと考えられ、
在外投票という制度もありませんでした。
内地出身者の外地在住者であっても在外投票という制度がなかったので参政権がありませんでした。
逆に内地は日本の法令が適用されているので、
内地在住者であれば、外地出身者であっても関係なく参政権が認められていました。

お礼

ご回答ありがとうございます。

回答No.6

staratras

No.5です。誤記訂正します。

誤：1920年以前は高額納税者に限定されていました。

正：1925年（の普通選挙法公布)以前は高額納税者に限定されていました。

お礼

補足ありがとうございます。

回答No.5

staratras

＞朝鮮人の男性の高額所得者にも選挙権が与えられていましたか

戦前に選挙で投票できたのは、いわゆる内地に居住し日本国籍を有する成人男性だけで、1920年以前は高額納税者に限定されていました。

当時外地と呼ばれた朝鮮や台湾に住んでいると、外地からは衆議院議員を選出していませんでしたので、内地出身でも朝鮮・台湾出身でも投票することはできませんでした。実質的に選挙権はなかったことになります。これを以って「日本人と朝鮮人の間には差別がなかった」という議論をする人がいますが、同じ日本国民の間に居住地による（外地か内地か）差別があったことは確かです。（終戦直前に朝鮮・台湾・樺太にも選挙区を設置し投票可能とする法改正が行われましたが、敗戦により実際には1度も選挙はありませんでした。）

ただし、被選挙権はありましたので、外地居住者が内地の選挙区で立候補することは制度上は可能でした。

朝鮮人でも内地に住んでいれば投票できましたし、立候補することもできました。実際に東京で衆議院議員に当選した朴春琴(パク・チュングム)という人物がいます。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%B4%E6%98%A5%E7%90%B4

お礼

ご回答ありがとうございます。選挙権に関しては実質的に日本人・朝鮮人・台湾人の差別はなかったと言うことですね。

回答No.4

coco1701

・外地（朝鮮・台湾）においては、日本人・朝鮮人・台湾人、に対する、選挙権・被選挙権は無し・・選挙区が無かったため（立候補・投票が出来ない事による）
・内地（日本国内）においては、日本人・朝鮮人・台湾人、に対する、選挙権・被選挙権はあり・・投票はハングルでも可能・朝鮮籍の当選議員有り（戸籍名により立候補可能）

・投票に関しては、25歳以上の男子（大正14年の法改正で、納税額による投票制限が無くなる）・・昭和3年の総選挙より実地される

お礼

ご回答ありがとうございます。朝鮮は日本の植民地だったという韓国人の嘘、あるいは知識教養のなさがよく判りますね。

回答No.3

SPS700

１。ウィキには、下記のように述べられています。
　「大日本帝国時代には、台湾人および朝鮮人はそれぞれ台湾戸籍、朝鮮戸籍に編纂登記され、内地の戸籍とは別個に管理されていた。一方で台湾人、朝鮮人とも大日本帝国憲法の呼ぶ帝国臣民であり、それぞれが内地に寄留しているかぎり、内地のものと同様に帝国臣民としての参政権が認められていた(特別永住者#歴史参照）。一方で領域としての台湾・朝鮮はそれぞれ総督府が設置され直接統治されていたため、現地住民も内地戸籍に編纂されている日本人寄留者も台湾や朝鮮の統治に関する参政権は認められていなかった（地方議会は設置され地方参政権は存在した）。また帝国議会衆議院選挙区の設定は1945年（昭和20年）4月1日の衆議院議員選挙法改正まで行われず、また外地を選挙区とした選挙は結果として1度も執行されなかった。そのため、これらの領域に居住寄留している帝国臣民は帝国議会への参政権を行使できなかった。」

　https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AB%E3%81%8A%E3%81%91%E3%82%8B%E5%A4%96%E5%9B%BD%E4%BA%BA%E5%8F%82%E6%94%BF%E6%A8%A9

２。正確に質問すると「朝鮮人の男性の高額所得者にも選挙権が与えられていましたか」という質問です。というのは朝鮮在住の日本人にも当然選挙権が与えられていたと思うので、そこに朝鮮人との差別があったかを知りたいのです。

　僕の見るところ、日本内地に居住していれば朝鮮人にも選挙権があり、朝鮮に住んでいれば朝鮮人も日本内地人も朝鮮の統治には参与できなかったことになります。

お礼

ご回答ありがとうございます。要するに朝鮮人も日本人と同じだったと言うことですよね。

回答No.2

tzd78886

台湾の現地人を含め、認められていました。よく「植民地だった」という人がいますが、日本の領土だったのですから、感情として差別があったとしても基本的には本土の日本人と変わりはありません。その意味で欧米の植民地とは大きく違います。当時は内地でもいわゆる「部落民」などが今より露骨に差別されていました。

お礼

ご回答ありがとうございます。韓国人がいう朝鮮は日本の植民地だったというのはウソですね。

回答No.1

dragon-man

それはありませんでしたね。日本人と同じようにと言われますが、戦前は日本人でも女性と貧乏人には選挙権が与えられていませんでした。男性の高額所得者だけでした。女性も貧乏人もすべて選挙権を持つようになるのは戦後のことです。社会が違うので、今の選挙制度と比較する意味がありません。

補足

それは存じ上げています。正確に質問すると「朝鮮人の男性の高額所得者にも選挙権が与えられていましたか」という質問です。というのは朝鮮在住の日本人にも当然選挙権が与えられていたと思うので、そこに朝鮮人との差別があったかを知りたいのです。