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「変種」として区分する考え方とは?
- 「種」から独立させて、「亜種」や「変種」として区分する場合、その区分の基準は何なのか?変種や品種を区分するとき、具体的にどのように反映されているのか、その反映のされ方が分からない。
- 変種や品種の区分基準が曖昧である例として、ツルウメモドキの変種や品種の扱い、フウロソウ科のエゾフウロとハマフウロ、エゾエンゴサクの花の色や茎の毛の有無の違い、ヒロハノキハダの和名や種の区分の統一が挙げられる。
- 種を区分する際には、変化が連続するような要素に対して、境界や区分の根拠を明確にする必要がある。種の区分が曖昧である場合、素人には理解しにくく、区分自体が無意味であるとも感じられる。
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>「種」から独立させて、「亜種」や「変種」として区分する場合 「亜種」とは http://www.weblio.jp/content/%E4%BA%9C%E7%A8%AE あ しゅ [1] 【亜種】 生物分類上の一階級。種の下の階級。種として独立させるほど大きくはないが,変種とするには相違点の多い一群の生物に用いる。例えば,北海道のキタキツネはキツネの亜種である。ただし,種と亜種とを分ける明確な基準はない。 上記に「種と亜種とを分ける明確な基準はない」と書かれている通りに、基準はありません。 「変種」とは http://www.weblio.jp/content/%E5%A4%89%E7%A8%AE へん しゅ [0] 【変種】 (2) 〘生〙 種の基準標本が示す形態とほとんど同一であるが,形態の一部分や生理的性質・地理的分布が基準標本を含む集団とはっきり区別できる生物集団。 「変種」は、植物命名規約で定められた植物分類における階級の1つで、国際動物命名規約では階級として認められていません。 詳しくは、 種 (分類学) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%AE_(%E5%88%86%E9%A1%9E%E5%AD%A6) の「4 種の下位分類」を読んでみて下さい。 ぶっちゃけ「亜種」「変種」は「学者たちの気分(学会の気まぐれ)」で決められています。なにせ「基準がない」ですから「わけといた方が便利そうだから、とりあえず、わけとくか」って感じで決めてます。 当然、学者の中には「これを分けるならこれも分けろ」とか「これとこれは分けるな。同じだ」と反論する人も居て、全員の意見が統一されている訳ではありませんが「分類学でこう決めたので、皆さん、これに従って下さい」ってやってるだけです。
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- suiran2
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分類法は学者で様々な考え方があることは事実です。しかし,統一した考え方で分類していかないと混乱が生じます。現在の日本では環境省が基準を公表し,その基準に基づいて環境調査が行われます。 下記が植物においての分類基準です。一般的に亜種は認めない学者もいますから種の下には変種か品種が来ます。特に注意が必要なものが変種です。様々な考え方があると思いますが,環境省では独自の分布域を持つ地域性のあるものを変種としています。動物の亜種と同じ考え方です。 https://www.biodic.go.jp/kiso/52/52_list-2.html
お礼
ご回答ありがとうございました。 ご紹介いただいた「環境省の基準」、読み返してみましたが、いろいろと解釈ができそうな極めて曖昧な基準ですね。でも「基準がある」ということを知ったのは収穫でした。ありがとうございました。 この基準じゃますます混乱しそうな気がします。(T_T)(*^_^*)
お礼
ご回答ありがとうございました。 ご回答の後段の部分は、なるほどというか、雰囲気は想像できます。どなたからも反論がないということは、「当たっている」ということでしょうね。 学者の間で「全員の意見が統一されている」訳でもないのなら、私のような素人が、「分類の仕方が厳密でない」と叫んでも仕方のないことですね。これからは、植物の分類なんてファジーなものと理解し、自分なりに取り組んでいきます。どうせ成果を公表するわけでもないですから。