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野球について教えてください

2016/10/28 16:45

日本の野球と海外の野球は（球とか？）違うということを聞いたことがありますが、それぞれの国で異なるものなんでしょうか。

kagaminozomi
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野球
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eroero4649
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2016/10/28 19:44 回答No.3

公式ルールでは、硬球のボールについて「重量が141.7～148.8g、大きさ（円周）が22.9～23.5cm」と決められています。 NPB（プロ野球）では大きさ、重さとも最小限に合わせて作られていて、MLB（メジャーリーグ）では大きさも重さも最大限で作られているそうです。これは日米の体格の差に合わせていると考えていいでしょうね。材質は牛革ですが、なめしが違うのか触感も違いがあり、メジャーのボールの方が滑りやすいとよくいわれますね。これは素材の違いだけではなく、湿度が高い日本と湿度が低いアメリカで保管の状況が違うことも影響していると思います。また縫い目の高さも違うそうですね。素人では違いが分からないかもしれませんが、トップクラスのプロとなるとその僅かな違いがボールの変化などに影響してくるでしょうね。かつて野茂英雄がメジャーであれだけ旋風を巻き起こしたのも、当時メジャーでフォークボールを使う選手が少なくてバッターが慣れていなかっただけではなく、滑りやすいボールがフォークボールを投げるのに有利だからともいわれましたね（その辺りについて野茂氏は寡黙な人なので語ることがありませんが）。またバットは日本ではアオダモ、ホワイトアッシュ、ヤチダモが多く使われるそうですが、メジャーではホワイトアッシュとハードメイプルがよく使われるそうです。アオダモは柔らかいため、ミート打撃に向いています。一方のハードメイプルはその名の通り硬いので飛距離が出やすいです。これも日米のパワー事情の違いの反映でしょうね。他には、マウンドとバッターボックスの土はメジャーリーグのほうが硬くなっています。メジャーはガチガチですよね。バッターボックスに関しては日本のプロ野球選手でも硬いほうがいいという声もあるようですがね。たぶん、雨による水はけの影響と土の質の違いがあるのだと思います。日本は雨が多いですからね。バットやボール、土の違いのようなハード面での違いの他には、実は日米ではストライクゾーンに違いがあります。日本のほうが内角でストライクをとるのです。内角のベースの上をボールが通過すると、日本ではストライクです。でも、メジャーはそれでストライクをとりません。その代り、内角でストライクをとらない分外角でストライクをとります。ボール1個分外でもストライクですね。それでも体が大きく腕が長いメジャーリーガーはバットが届くのです。最近は野球もWBCのような国際大会が増えてきましたので、日本もメジャーに合わせて外角重視になりつつあります。ただ、メジャーと全く同じになると、体の小さい日本人選手は外角にバットが届かず極端にピッチャー有利になってしまうので限界がありますね。ただしこれが外国人助っ人選手だと腕が長いので届いてしまい、腕っぷし（特に押す力）が強いので外角のボールを腕力で押すと神宮球場のような狭い球場だとホームランになってしまうのです。奇しくも今日本シリーズで対戦している広島カープのエルドレッド選手や日本ハムファイターズのレアード選手なんかは外角低めを強引に打ってホームランにするのが得意ですね。日本人選手相手なら手が出ない外角低めギリギリいっぱいのストレートがホームランボールになったりするのです。また戦術面では、日本ではバントが多用されますが、メジャーではバントは日本ほど好まれません。「相手にアウトひとつをタダでくれてやるほうが良くない」と考えるようです。ただ、トーナメント戦のような「ひとつ負けたら終わり」というノックアウト形式の試合では中盤、終盤の1点が重くのしかかります。日本のプロ野球選手のほとんどが甲子園に出場してトーナメント戦を経験しているので、トーナメント戦の勝ち方は日本が上手ですね。WBCで日本が良い成績を収めているのはそこだと思います。近年の国際大会では、キューバのようなパワー自慢の国でもバントをきちんとやるようになりました。日本の野球が世界のベースボールに影響を与えているといっていいでしょうね。一方のメジャーでは、ここ数年は2番にホームランバッターを置くのがトレンドのようです。打順が下位の選手の打力が上がり、7番、8番バッターがチャンスを作る機会が増えたので2番バッターにチャンスで回ってくることが多くなったのでクリーンナップ（3～5番）並みの打力が求められてきているそうです。

質問者