- ベストアンサー
骨髄移植と血液型
友人の娘さんですが今回血液病のため骨髄移植を受けることになったとのこと。 娘さんの血液型はO型で、親もO型のため、親が提供者になりますと申し出られたのですが、血液型は合わなくて良いと言われ訳分からんと友人から聞きました。 骨髄移植は血液型は合わなくても良いのですか、何が合えば移植できるんですか。親子で血液型も同じなら問題無さそうに思えるのですが。
- みんなの回答 (6)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
まず、血液型は、赤血球の表面の抗原の型のことです。 A抗原を持つ人がA型、B抗原を持つ人がB型という具合いです。 骨髄移植は、白血球の抗原(Human Leucocyte Antigen)が合わなければできません。 ですから、A型の方とB型の方でも、白血球の抗原が合えば移植はできます。 (移植後は提供者の血液型に変わります。) 例えば、父親がAとBの型を持ち、母親がCとDの型を持っている場合、子が引き継ぐのは 父のAと母のC、父のBと母のD、父のAと母のC、父のBと母のDのどれかですね。 ですから、兄弟の場合はこの組み合わせが同じになる可能性が25%あるので、親または兄弟姉妹などが提供者となる可能性が高くなります。
その他の回答 (5)
- takochann2
- ベストアンサー率36% (2426/6696)
極々簡単に言えば、いわゆる血液型(ABO)以上に重要な型があるということです。血液を含め体のほとんどの細胞にある型で、MCHとかHLAと言われているものです。免疫反応に強く関連しているので合わないとひどい拒絶反応を起こします。
お礼
免疫反応に関係しているMCHとかHLAを合わせないといけないとは難しそうです。ありがとうございました。
- ShidaraReitos
- ベストアンサー率13% (644/4647)
一般に言われている血液型とは赤血球の血液型のこと。 骨髄移植には白血球の血液型とも言われるHLAが一致しないといけない。 ヒト白血球型抗原は、第6染色体短腕上に存在する主要組織適合遺伝子複合体(MHC)の産物である。 その型の種類は多く、まずA座のA1,A2,A210(2),A3…A80、B座のB5,B7,B703(7)…、C座の…、DR座の…と続き赤血球の型とは比較にならないほど膨大で、その組み合わせは数万通りといわれる。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%92%E3%83%88%E7%99%BD%E8%A1%80%E7%90%83%E5%9E%8B%E6%8A%97%E5%8E%9F
お礼
白血球の型が一致しないとできない。ありがとうございました。
- anrijunan
- ベストアンサー率2% (4/149)
1 骨髄移植は,通常は腰骨の中にある骨髄液(その中にある造血幹細胞)をいわば注射器で 吸い取り,それを移植することになります。 2 目安は,患者の体重1キログラム当たり15CCです。 3 患者が60キロですと,移植する骨髄液の目安は900CCです。 ただし,本体は,造血幹細胞ですので,骨髄液に含まれる造血幹細胞 の量が多ければ,採取する骨髄液は,相対的に上記よりは少なくなります。 4 骨髄移植の場合には,上記の関係で,ドナーに対して全身麻酔を行います。 5 前記のとおりドナーの方達は,本当に素晴らしい人達です。
お礼
血液と骨髄は違うようですが難しいです。ありがとうございました。
- anrijunan
- ベストアンサー率2% (4/149)
1 白血球の血液型のうち,原則は,4座(A座 B座 C座 DR座)が合致する必要があります。 組み合わせは数万とおりになります。 更に,DNAタイピングも行います。 2 合致する割合は,兄弟間で25%,親族間で約30%。親子間では,ほぼ合致しません。 映画等で親子間の例がありますが,希有な例ですし,作者の無理解ではないのか と思われます。 3 70%の人は, 骨髄バンクに登録している善意のドナーの方と合致した場合に, そのドナーの方の善意によって,骨髄ないしは末梢血幹細胞の移植手術が 行われるか, 臍帯血の関係があります。 合致しない場合や,費用の関係で,手術等を受けられないままになっている人が居ます。 3 移植を受けたとしても,再発やGVH等でお亡くなりになる方も居ます。 4 ドナーの方達は本当に素晴らしいと思います。
お礼
血液型は白血球にもあるのですか。ありがとうございました。
- jing0708
- ベストアンサー率59% (485/810)
骨髄移植の場合に必要となるのは、血液型ではなく HLA という抗原の適合性になります。 もう少し厳密に言うと、骨髄移植の場合に必要となるのは、血液ではなく骨髄です。血液型というのは赤血球の表面に存在する特殊なタンパク質の種類で決定されますが、骨髄移植では赤血球は必要なく骨髄系幹細胞が必要となります。 この骨髄系幹細胞の細胞表面に存在する特殊なタンパク質の1つが主要組織適合因子(抗原)複合体(英名は MHC )ヒトの場合は特にリンパ球に関連することから HLA と呼ばれるものがそうです。現在複数種類が確認されていますが、このタンパクの形あるいは型という方がわかりやすいかもしれませんが、それが適合すると移植の成功率が格段に上がります。どの程度かというと、完全一致であれば9割以上の確率で拒絶反応が起こらない、あるいは非常に弱いという感じです。 この HLA ですが、親子であっても全く違います。逆に何の血縁にない人であっても適合する人はいます。親類の場合はある程度 HLA の一致率は高いですが、所詮ある程度に過ぎません。従って、今回のように親子で一致しないことはよくあります。
お礼
血液型ではなく HLA という抗原の適合性が合えばいいのですね。血液と骨髄は異なる様で難しいんですね。 ありがとうございました。
お礼
白血球の抗原が合えば血液型が違ってもいいんですね。なかなか難しいですね。 ありがとうございました。