この話は、65歳という年齢と関係ない話です。
ハローワークなんかで「年齢問わず」「定年なし」などといっている案件に応募して大丈夫かというとそうではないのです。
ITなんかがそういう傾向がありますが、たとえば48歳、技術部長経験あり、なんていう人間がデバイス開発サブリーダー募集、年齢制限なし、などと言っているところに応募するとけられる可能性が高いのです。
経歴みただけではそんなはずはないと思うでしょう。
理由はきわめて低レベルなんです。
そのプロジェクトのリーダが40歳だ、ただそれだけが理由です。
年上の部下は持ちたくない。
自分より経験があるものが来たら自分のメンツがたたなくなる。
だからやだ。
そういう理屈をこねる若造がいるのです。
自分より年上の人間をちゃんと管理して使い、自分より能力があったらうまく利用できないなら無能の限りですが、ときどきこういうのがいるのです。
どうせこんなところは発展はしないでしょうから、この元部長の不採用は幸いなようなものです。
それだったら最初から年齢制限40未満としてもらえばいいようなものです。
しかし、おそらく募集したときにはこの40歳リーダーは何も言っていない。
応募が来た時点であわてたわけです。
年上であっても履歴がもっと低層レベルであれば雇ったかもしれません。
技術部長だからびっくりしたんです。
こんな程度の会社、結構いっぱいあるんですよ。
最初から年齢制限しているわけでなくても、後出しルールで断るのです。
事前に年齢制限なんかいうつもりないんです。
応募がすくなくなるかもしれないから。
適当に、爺さん、とか、半分馬鹿にした形で使えるなら70でも雇うかもしれないけど、そうでないなら断るのです。
相手が立派で偉そうに見えたりすると、敬遠するのです。
そのときに、実は定年は65歳だから、みたいな言い訳をとってつけるのです。
定年と非正規雇用は全然関係ありませんから、その理屈はないんですけど。
そういうごたごたを言わないで仕事をくれるところはありますので、腹をたてないで当たってみてください。
お礼
ありがとうございました。 参考になりました。