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外国に永住する場合、日本での年金は無駄になってしまうのか？
- フランスに移住する予定の質問者は、現地で働いて税金を支払い、退職する予定ですが、これまで払った日本の国民年金は無駄になるのか疑問です。
- 8年間の社会人経験のうち、6年間は日本で年金のために支払ってきたという質問者は、受け取れない場合に返金してもらうことはできるのか、また、日本での生活期間には年金を継続して支払わなければならないのか心配しています。
- 質問者は直接市役所に問い合わせる予定ですが、電話できる時間が合わないため、こちらで教えてもらいたいとのことです。
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>日本で払ってきた国民年金などはやはり無駄になってしまうのでしょうか？ いえ、海外に行かれるときに海外転居届をお出し下さい。 海外転居中の日本国籍保有者は自動的に「国民年金は任意加入」でよくなり、海外居住中の期間は年金を受け取る加入資格期間に含まれます。 つまりこれまでの加入期間＋海外転居期間が２５年以上あれば、年金をを受け取ることが可能です。 年金の受け取りは海外に居住していても受け取れます。 なお、海外で日本国籍を喪失した場合はその時点で２５年を超えていればやはり年金の受け取りは可能です。 もし日本国籍喪失時点で２５年を超えていない場合は、日本に居住して２５年を満たすか（日本国籍が無くても日本居住の場合は原則国民年金に加入しなければなりません）、あるいは脱退一時金として受け取ります。ただしこの脱退一時金の金額は低いので、これまでの６年とこれからの１９年の間は日本国籍でいた方がお得です。 なお、フランス滞在中はフランスの社会保険制度の年金に加入することになる可能性があります。 日本とフランスではまだ年金協定が結ばれていないと思いますが、今後結ばれる可能性もありますので、定期的に確認することをお勧めします。 ヨーロッパではイギリスとドイツとは既に年金協定があり、互いの国の加入期間を融通しあうとか、年金加入義務を免除するなどの仕組みがあります。 では。
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少し補足しておきます。 海外転居中は年金受給要件の加入期間には算入されるという話はしましたが、そのままでは受け取り金額は実際に保険料を支払っていないので、保険料を支払った金額相当しか受け取れません。そこで任意加入により受給金額を増額出来るようになっているのですが、その任意加入を希望する場合は、 http://www.nenkin.or.jp/data/c02/c102.html にお問い合わせください。 あと現在日本政府とフランス間で協議中の日仏年金協定については、 在仏日本人会： 所在地 97, AV. DES CHAMPS-ELYSEES 75008 PARIS 電話 01 47 23 33 58 にお問い合わせすると良いでしょう。
お礼
mickjey2 様 大変素晴らしい情報をありがとうございます。ちょうど質問をさせていただこうかと考えていたことも2回目のご連絡でしっかりとカバーされていました。やはり払っていない分はもらえないのですね。しかし、どこに住んでいても定められた年数払えば、受け取れるというのは気持ちを前向きにします。国籍は捨てるつもりはありませんし。ちゃんと払う方向で検討したいと思います。受け取るときに円が強ければ、さらにラッキーですね。本当にありがとうございました。