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水道局が分割されている理由
なぜ水道局は地域、行政区分ごとに分割されているのでしょうか? スケールメリットだけを考えれば、「日本水道公社」のような感じで全国を統合したほうがいいような気もしますが。 例えば震災時に西日本から東日本に電力を送電したように、水があり余っている県から送水したりできないのでしょうか?
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水道局が分かれているのは、 元をたどると、水の利権が、幕末以前、古く昔から 農業などの都合で地域単位で争った経緯があるので、その名残りです。 日本の地域が、山の稜線に沿ってあるのも、ある種 こうした水利の都合なども含んでいます。 それほどまでに、水は様々な経済活動の大元だったんでしょう。 確かに今の時代は、地域差で10倍も違うケースがあるようですから、 公共財としてもっと大きな地区単位で(それこそ、東京都水道局並みの大きさで) 運営されていたほうが、皆安心できますね。 一方で、水はかさばる割りには、他所へ送るコストがべらぼうにかかるので、 やるなら、各地にある上水のように、ゆるやかな斜面で流すしか 低コストで水を運ぶ方法がないので、距離が長すぎるとそれも現実的でないのでしょう。 また、ペットボトル水も、商品増えましたしね。
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- potatorooms
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水利権というのは、かなり強い権利です。 全国的な組織を作るには、国が地方にあるその権利を取り上げる必要が出てきますが、今の法律だとかなり難しいように思います。 水利権があるということは、それによって損得が発生するということで、地域によって水を使い、下水を出すコストが大きく異なるということです。 水道料金の差もそこから発生するわけですが。 水利権って、入り合い権のような日本独特の制度ってわけでもなく、世界的にあるものです。 ちなみに、東京が江戸時代からも世界一というか世界唯一の100万都市になったのは、時の為政者が東京以外から水道を引いてきて、かつ、節水型の都市形態を作り養える人口を増やしたからですね。 今も東京や地域外の水が頼りだったりします。
- nankaiporks
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水は最低限生きていくためのものですからねぇ。 しかも電線のように国中に張りめぐらせるとなると、地下パイプを埋設しなければならない。 電線以上にインフラの費用がかかりますよ。 それに近隣の県から水は送られてますよ。