質問文を拝見しながら、つらつら考えてみたのです。そういえば、ヨーロッパでハンガリー料理のレストランて割とちょいちょい見かけるよな、って。
それでWikipediaで調べてみたら、ハンガリー料理は「古代アジアの要素にドイツ、イタリア、スラヴの要素を統合したものと言われている。ハンガリーの食文化は、ユーラシア大陸の食文化のるつぼであると考えることができる」ということですから、かなり豊かな食文化を持つ国のようです。食事がマズいことで世界的に有名なイギリスでは、ハンガリー人料理人は成功する可能性は高かったでしょう。だから、まずは料理人が多くイギリスに渡り、次第にウェイターもハンガリー人が増えてきたのではないでしょうか。
日本でも、インド料理店で働く人たちは実はネパール人が多いそうです。ネパールではほとんどナンを食べないんですって。ナン食べてそうな顔をしてるけど。焼肉屋といえば韓国系というイメージもありますよね。
ポーランド人は、民族ジョークでは「天井の電球を変えるのに何人のポーランド人が必要か。答えは3人。1人が机に乗って電球を握り、残りの2人が机を持ち上げてグルグル回す」という扱いを受ける人たちなので比較的単純(肉体)労働者が多いのだと思います。イギリスではしばしば「労働者を監禁して強制労働させていた」という工場が摘発されるそうですが、そのとき救出される労働者はポーランド人というのが定番だそうです。ちょっとネットで調べてみたら、ポーランド人の気質は「気さくで親切で、信仰心が篤い」のだとか。ああ、こりゃ腹黒いアングロサクソンに騙されるはずです・・・。
ちなみにアメリカでは「クリーニング屋といえば韓国人」というイメージがあるそうで、それは昔中国人や韓国人の移民が洗濯人をしていたことが多かったからだそうですよ。
そうそう、私もこないだ初めて知ったのですが、島根県奥出雲町というとんでもない田舎町は、雲州そろばんという高級そろばんの名産地として知られています。なんでそんなそれでなくとも島根県という奥地で「奥」なんて地名がつくド田舎でそろばんが作られるようになったのかというと、彼の地は古代は砂鉄が取れてらたたら製鉄をしていた地方だったのだそうです。鉄がそろばん?と思ったら、高級そろばんの原材料は非常に硬い木材を使うので、加工のための刃物が傷みやすいので刃物作り(製鉄業)が盛んだった奥出雲町でそろばん作りが盛んになったのだとか。
ですから、その地にそういう人たちが多いというのは、何がしかの由縁があると思いますよ。人に歴史ありですね。
お礼
ハンガリーと料理にはそんな由来があったんですね。 インド料理店でネパールの方というのは知らなかったです。 ポーランドもいろいろ言われる国ですね。 いろいろくわしくありがとうございます。いろいろわかりました。