※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:「 離脱・脱退・離反 」 劇)
「離脱・脱退・離反」劇
このQ&Aのポイント
イギリスがEU脱退を決定し、その理由としては経済的なメリットが見出せないためと言われています。
EUの未来像に関しては疑問視されており、異なる国家が政治統合することは難しいという意見があります。
今後の成り行き次第では他の国も脱退する可能性があり、世界史上最大の失敗例となる可能性もあります。
『 Splendid Isolation 』 ・・19世紀に於ける大英帝国の余りに有名な外交方針ですが、この度イギリスが EU 脱退を決定しました、いや~驚きましたねぇ。
無論賛否伯仲との報には接しておりましたが、極論すると英国とは EU の金融センターとしての機能、そしてそこから派生するサービス及び外国からの投資で食ってる国、つまりこと経済に限定しますと EU 離脱に何等メリットが見出せない故、土壇場では経済上の力学と孤立化を避けたい危機バネが働いて、きっと残留派が勝利するんだろうと勝手に思っておりました。
他方 EU の未来像に関し懐疑的な意見は主要各国でくすぶり続けている、そもそも緩やかな経済連携程度に留まっていればともかく、生活水準・社会事情が異なる欧州の20を超える国家が、政治統合しほぼ単一のルールに従うというのに所詮無理があるという論調です。
例えば英国に於ける GDP に占める製造業の割合は高々10%強でしかない、つまり単純労働力の受け皿がさほどない国でありまして、その点が大工業国ドイツ辺りとは事情が大いに異なるにも関わらず、一定数の移民受け入れを余儀なくされ且つ当面の生活保証及び公営住宅の担保を強制されるとなれば、当のイギリス国民にとって、営々と積み上げた社会保障費を食い荒らす輩と映ったとしても何等不思議はないはず。
今後の成り行き如何ではイギリスを真似て離脱する国家が続出し、共産主義に続く人類史上最大級の壮大な失敗例になる恐れがないではないでしょう。
そもそも経済のグローバル化最大の特徴とは、プロフィットを享受可能な層が極めて限定的となる点でありまして、イギリスのみならず世界のどの先進国を見渡しても、最早中央政府に利益の再分配機能が無いんですね、我が国を例に取るならば精々安倍さんが、経団連のお歴々に向かって、賃金を上げてくれとお願いするのが関の山。
つまり或る一定以下の層は最早ステーク・ホルダーですらない、ところがデメリットのみは累進性が無く国家全体でシェアするとなれば、 「 今回の脱退劇 = お零れに与れない階層に溜まりに溜ったフラストレーションがせしめた投票行動 」 ・・という図式も、少しばかり頷けるところではあります。
一方ネガティブに報道されがちな今回の脱退劇に関して、ひょっとすると遥か後世の歴史教科書に於いて、賢明な選択であったと絶賛される日が来るかも知れない・・と、私個人としては少しばかり考えるところでありますが、どうなんでしょう。
さて特定の個人・組織・国家何でも結構ですが、貴方の印象に残る離脱・脱退或いは離反をお教え下さい。
お礼
whaihansei さん、おはようございます。 >離脱? >まだ分かりませんよ。 仰る通り、一つの見識だろうと思います。 >私が労働党なら一早く「残留」を打ち上げ、 たとえ離脱しても2020年5月の総選挙で 政権を取れれば「再加入する」と公約。 その手の夢想は楽しいですねぇ、但し私はこう読みます、まあ座興としてお聞き下さい。 来る英国の総選挙に於いては、世論が四分五裂した果てに、少数与党政権或いは連立政権が誕生するんじゃないかと・・。 先ずはEU復帰問題ですが、その点は鮮明な対立軸に成り難いですねぇ、何故なら保守党内にも残留派と離脱派が混在しますから。 無論候補者にとっては党の浮沈よりも己の当選が優先しますから、世論の動向次第では保守党の候補者も復帰派票を取り込みに掛かるでしょう。 ・・とここでスコットランドに目を向けると、EU 残留支持派が強い当地の議席をほぼ独占するSNPが目に入って来る事となる。 次回の総選挙で彼等は、当然 EU 復帰とスコットランド独立を旗印に戦うでしょう、イギリスの小選挙区制は総取り方式ですから、地域政党が強い傾向にある・・、つまり同地に於ける復帰派の票は SNP に流れてしまう可能性が非常に高いものと思われます。 英国下院の定数は650ですから過半数は326です、その内の60議席近くを仮にSNPが獲得するとして、残りの590を保守党と労働党そしてその他の少数政党が喰い合う事となる、・・となればEU復帰問題以外の鮮明な対立軸で国論が一方に大きく傾かなければ、保守党もそして労働党も正直単独過半数は難しいでしょう。 他方SNPは社会民主主義的政策を党の理念として掲げますから、労働党の政策に近いのですが、仮に連立協議となりますと、スコットランド独立という高い壁が立ちはだかりますからどうでしょう、・・とまあそんな具合です。 多々異論はあろうかと思いますが、まあお許し下さい。 > 1)南部11州が脱退、北部27州の合州国との 戦争になった南北戦争1860年 ペリーが江戸幕府の固い扉を無理矢理こじ開けたはいいが、南北戦争の勃発に依りその影響力は暫し後退する事となる、つまり我が国の幕末~明治維新の在り方とも深く関わりますねぇ、仰る通り世界的な事件・脱退劇であったろうと思います。 > 2)佐幕から抜け倒幕に回った薩摩藩1866年 ああ、これも面白い。 斉彬公の時代の薩摩は、その武力を背景にした幕政の改革派勢力の一つですね、それはもう明確に・・。 ところが彼の死を境に徐々に討幕に舵を切り、御指摘の薩長同盟へと辿り着く事となる、或る種佐幕からの離脱と言えるのかも知れません。 回答ありがとうございました。