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台湾の直轄市、市、県は何が違うのでしょうか?
台湾の直轄市、市、県は何が違うのでしょうか?
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直轄市(院轄市)は、中華民国の行政権である行政院(日本で言えば内閣)に直轄する市のことで人口125万人で且つ国内で重要な地点に存在する市が指定されています。現在6市あります。直轄市は省や県といった広域地方組織の下には属さず、行政院と直結しており、その首長は閣議に出席する権利を持っています。 市は、直轄市同様に行政院直属の自治体で、人口50万以上の重要な都市のことで、現在3市あります。ただしこれらの市は閣議等への出席権はありません。 市と直轄市には下部に区の行政区分が有ります。 県は、行政院の下部にあって、同一地方の複数自治体を管轄する地方組織の事です。県の下に市を有することが有りますが、意思決定には県が上部組織として存在します。またこれらの市には行政区分としての区がありません。 ちなみに、日本と違って地方自治の考え方が違うため(基本は中央集権構造)、行政院>下部の地方組織>さらに下部、というエラルキーが存在します。日本は憲法上、国と地方自治体は同等の立場です。
お礼
色々と違うんですね。