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エゴノキの実の毒性について
池の近くにエゴノキを植えました。 池はタニシやカエル、トンボが生息できるような環境にしたいと思っています。 エゴノキの実には毒があるようですが、 これから池に棲むであろう昆虫に影響はございますでしょうか? より多様な昆虫が棲める池にしていきたいと願っています。 ご教授の程、宜しくお願い致します。
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毒というほどではないのですが、実の皮と種に、サポニンという泡立つ性質があって、石けん代わりに昔は洗濯につかっていた時代がある、という程度のものです。(魚をしびれさせて釣るような漁法にも使えないくらいの弱さ) 日本では多く自生しているのですが、あえて水辺に植えることはなさそうです。 川のように流水であれば蓄積することはないのですが、ため池のように出口がない池ですと、落ちた実が中で腐っていくうちに分解が追いつかずに、水中のサポニンの濃度が高くなりすぎる、というのだけが懸念される環境です。
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- chomicat
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エゴノキは通称チシャの木と云い鈴なりに白い花(園芸種のピンクもあり)咲かせます。 植えている場所によっては虫が卵を産み緑色の実の中にある種子に幼虫が発生します。 主に関西ではこの種子の中にいる幼虫をじゃこ(オイカワ、関東ではハヤ)釣りの餌にすると横の人は全く釣れなくなる程の効果があります。釣具店で売ってはいますが昭和30年頃で一個1円もしましたからおいそれとは買えません。 山へ行くと大きな木は幹回り2m程の巨木になり、実が落ちる10月には虫の入った実を拾えます。無論皆虫の入った実の採れる場所は秘密にします。(通称金の成る木)商売で何万個も採取して釣具屋に売る(奪い合いになる)人たちも居ました。昭和30年代で10~20万稼ぎ、当時の平均サラリマンの6~10か月分) さて、お植えになっているエゴノキほ実(緑色の実)は採取して潰し、川に流すと魚が浮いてくる位の弱毒が含まれています。(サポニン:昭和20年代学生のころこれを池に流し、雑魚が相当数浮いてきましたが川に流したのは薄まって失敗しました) 昔は洗濯石鹸の代わりに使ったので毒性としては相当に弱いのです。 人間が死ぬことはありませんし(含有の毒についてはwikipediaででもお調べください)実が池に落ちたからと言って魚やカメなどが死ぬことはありません。 唯、お植えになったエゴノキが数本立ちの株なら3年もすれば倍以上に木立が増えるので根元から切ってしまう必要があります。 一本立ちのエゴノキなら大木に育ちますので、池の傍などは不向きかと思います。 ごく普通の土地にお植え下さい。(お植えになったのが園芸種なら大木にはなりません) いずれにせよ実からサポニンが溶け出す(実がぐずぐず壊れたら少しは溶け出すでしょう)事がご心配なら(昆虫には影響があるかもしれません)池の傍では無い処に植え替えをお願いします。強い木ですから枯れる事はまず無いと思います。
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ご回答をありがとうございました! 昔はつりエサとして大変重宝されていたのですね。 サポニンが水性の昆虫に影響があるか、とても心配しています。 庭の植栽配置を考えると、エゴノキは池の近くが景観的にベストなので困っていました。
お礼
ご回答をありがとうございました! 池ではサポニンの蓄積が懸念されますね。 サポニンがどのような影響を及ぼすのか、心配です。