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繰越利益剰余金のマイナスについて

某企業で経理を担当していて、 とある取引先(バイオベンチャー)の 決算書を見る機会がありました。 その会社は設立5期目で 自己資本(資本金+資本準備金)より 繰越利益剰余金のマイナス額の方が大きい いわゆる「債務超過」で純資産がマイナス 状態にあります。 「債務超過」なのになぜ倒産しないのか、 疑問に感じました。 バイオベンチャーだと製品開発に対する 多額の研究開発費用が先行して 収益獲得は後になり、それにより 損失が積み重なってきたことは想像がつきます。 資本金を見ると定期的に増資しているので、 出資者からの援助で資金繰りが安定している から経営を続けていくことができるのでしょうか。 経営分析の本でこの企業が経営状態が非常に悪いのは 感覚的にわかるのですが、なぜ倒産しないのかが 納得できません。 詳しい方がいらっしゃったら、 ぜひアドバイスをお願いします。

みんなの回答

  • trytobe
  • ベストアンサー率36% (3457/9591)
回答No.1

ご指摘のように、増資をして資本を増強してくれている人が、金融機関のような貸し倒れを気にしての取り立てに来ていないので、不渡りを出すことなく、当座預金での小切手振出などでの商取引の決済手段を維持できている、 ということだと思います。倒産は、支払いが期日までにできなくなることで起きますから、「期日までに返せない」「小切手や手形決済を受けてもらえない」などが起きるまでは操業できるのです。

zenizamurai
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 自己資本よりマイナス利益剰余金のが大きいのに なぜ倒産しないのかと疑問に思っていました。 やはり期日までに返済義務のある借入金や社債と異なり、 返済義務のない出資者からの増資によって 資金繰りが上手く回っていることが理由なのですね。 そしてその資金状態が今後も継続すれば、 繰越利益剰余金はマイナスでも倒産は避けられ、 収益獲得のサイクルが生まれて利益が出るようになれば、 繰越利益剰余金のマイナスも徐々に圧縮されて 行くという認識ですね。 大変参考になりました。 あらためてありがとうございます。