確率変数(実数値可測写像)について
以下の主張で分からない点があります。
Od(R):Rのユークリッド距離位相
σ(Od(R)):Rのボレル集合族
(Ω,F):可測空間
とする。
F-σ(Od(R))可測写像X:Ω→R
(すなわち「任意のRのボレル集合ΓのXによる逆像X^-1(Γ)がFに属する」を満たすXのこと)を
(Ω,F)上確率変数という。
(1)(極限確率変数)
[Xn]を(Ω,F)上確率変数の可算列とするとき
f=lim(上極限)Xnを
Ω→R;f(ω)=lim(上極限)(Xn(ω))
で定義するとfも(Ω,F)上確率変数になる。
(2)(和・スカラー倍に関して閉じていること)
(Ω,F)上確率変数X,Yと実数aに対し
aXをΩ→R;(aX)(ω)=aX(ω)
X+YをΩ→R;(X+Y)(ω)=X(ω)+Y(ω)
と定義するとX+Y、aXも(Ω,F)上確率変数になる。
(1)で関数値が∞になることがあるので、実数値ではなく、補完数直線への写像と考えたのですが、その場合上の仮定で位相やボレル集合族をどう与えればよいか分かりません。
(2)で(1)のように確率変数の関数値が∞になることがあるとすると、aXの定義から、値が-∞にもなり得るので、X+Yを定義しようとしたときに∞-∞の不定形が出てくると思いますが、どのように解釈すればよいでしょうか?
よろしくお願いします。
お礼
ありがとうございます