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気道切開をした場合は、二度と戻れませんか?
ある、中国のアイドルの方が、3月1日に大火傷にあい、現在 気道切開をしているとのことですが、 気道切開をした場合は、もう二度と普通の生活には戻れませんか? 良くなれば、喉にあけた穴をふさぎ、もとの生活にもどれるのでしょうか? 大丈夫かどうかとても心配をしているのですが、医療に詳しい方がいらっしゃいましたら、御回答をよろしくお願い致します。
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まったく状況が分からない中での想像に過ぎませんが、追加でお答えします。 気道切開については、傷はいつかふさがります。どのような切開を行ったかによりますが、跡は残り、声は失われ、人工呼吸器が必要になる場合があります。 四肢の切断を免れたのであれば、車いす無しでの歩行が可能かもしれません。切断された場合でも、歩行器具や義足など、頑張り次第でいろいろなことができる可能性は有ります。片足のダンサーも、両足のないランナーもいますよね。 ただし、やけどで引きつりが残る場合、指や腕の細かい作業などが難しくなるかもしれません。程度によりますが、リハビリを頑張れば指が動かなくても口を使うなど代わりの機能を使って補完することができる可能性は十分にあります。 なによりも、1ヶ月までの危険な状態をなんとか乗り越えるのが重要です。 http://medipedia.jp/article/%E7%86%B1%E5%82%B7 (1)急性期 ショック期(受傷後48時間まで) ・一次性ショック(受傷後数時間以内) 血管神経反射による血行障害が原因となる。 ・二次性ショック(受傷後数時間~48時間まで) 血管透過性亢進により体液が大量に喪失し、タンパク質が減少する。循環動態の急激な変化や、電解質の不均衡、血液濃縮、溶血、さらに気道熱傷による呼吸障害が起きる。各臓器への血流障害、酸素不足により組織障害も起こる。 (2)ショック離脱期あるいは利尿期(受傷後2~7日) 血管透過性の亢進がおさまり、漏出した水分が血管内に戻り、肺水腫による呼吸障害、循環血流の増大に伴う心不全を生じる。 (3)感染期(受傷後7日~4週) 重症では免疫力が低下し、易感染性となる。創感染やカテーテルからの静脈炎や尿路感染症、さらに気道熱傷合併例では肺炎も生じやすい。これらから敗血症になると多臓器不全に陥ることが多い。感染巣となる壊死組織を積極的に除去する。 (4)回復期(受傷後4~6週以内) 植皮術を行い創閉鎖の目途がたてば、拘縮や瘢痕の肥厚化を予防、抑制するとともに、機能面や整容面、精神面を考慮した社会復帰に向けたリハビリテーションが必要になる。
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- guess_manager
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気道切開自体は大きな傷が残りますが、適切な方法で行えば命に別状のあるものではありません。食べ物をつまらせた時など緊急の時に行うことが有ります。 とはいえ、気管挿入も間に合わないような本当に一秒を争うような状況で行われるもので、そこに至る経緯の方が重要です。 やけどで気道切開ということは、いわゆる気道熱傷だと思われます。そのようなやけどを負った場合、体表面も呼吸器も相当な熱傷で覆われているでしょうから、これから感染症、呼吸障害、脱水症状、呼吸障害にともなう脳症、そして何度も皮膚移植手術を乗り越えなければなりません。 大きなやけどを場合、苦しく長い闘病生活が待っていることは間違いないと思われます。
お礼
御回答をいただきまして、ありがとうございます。 とても参考になりました。 大きなやけどの場合、苦しく長い闘病生活をのりこえた場合は、気道熱傷も良くなり、やがては、気道切開をした穴もふさいで、機械なしで、日常生活を送ることはできるのでしょうか? その辺り、もし分かりましたら、教えてください。 よろしくお願い致します。
お礼
詳しく教えていただきまして、本当にありがとうございます。 このたびの中国のアイドルは、20代前半で大火傷にあってしまいましたので、とても残酷すぎて、かなりの衝撃を受けております。 そして、とても心配しています。 どのような経過をたどるのかは、運命にまかせるしかありません。 非常に分かりやすい御回答に感謝を申し上げます。 ありがとうございました。