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小学生の理科に関する質問です。

小学生の理科に関する質問です。 植物についてですが、「花の1日」と題して、1日の花の様子を観察した結果、花には、タンポポや朝顔のように光に反応して花弁を開いたり閉じたりする種と、チューリップやサフランのように温度によって花弁を開いたり閉じたりする種とがあるようです。 この違いを決定付けているものは、なんでしょうか?何が違いを生み出しているのでしょうか? お分かりになる方居られましたらよろしくお願い致します。

質問者が選んだベストアンサー

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  • suiran2
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回答No.4

suiran2ですが,補足に対しての回答です。 花の生殖器官とは,雌しべと雄しべです。温度や物理刺激に対して敏感な器官ですから花弁を閉じて雌しべや雄しべを守ります。 寒冷な地方で咲く花は,温度の影響を受けやすいですから気温が低い場合には,雄しべや雌しべをコートのように覆って保温しています。チューリップのように影響がない温度になって初めて開きます。 また,送粉者は,花にとって良いことばかりではありません。雄しべや雌しべを傷つけてしまいます。ですから自分の送粉者の活動条件以外には,花弁を閉じて他の訪花昆虫から雌しべや雄しべを保護しています。受粉が済みましたらそれ以上自分の送粉者に対しても訪花してもらわない方が良いわけで花弁を閉じ,雌しべを守るのです。

hikaricom
質問者

お礼

二度目の質問に対して、大変説得力のあるご回答をありがとうございます。 理性と申しましょうか、又植物を含む生命維持の為に備わった合理性と生存のに向かう”各選択”を進化と呼ぶならば、その生命の生存への意図に畏敬を覚えずにはおれません。 この宇宙のシステムが共生共存する凡ゆるものとの人知を超えたコミュニケーションから成り立っていることを改めて感じる大変有意義な機会となりました。 改めて感謝申し上げます。

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その他の回答 (4)

回答No.5

>では、タンポポはなぜ温度による花弁の開閉を選択しなかったのでしょうか?又、チューリップはなぜ温度による花弁の開閉を選択する必要があったのでしょうか? 植物は「選択」などしませんし、出来ません。 「偶然、今生き残ってる方が生き残っただけ」です。 「偶然」が逆に作用していれば、温度と光の開花が逆になっていたでしょう。 「偶然」両方が生き残っていれば、温度と光で開花する2種類が混在して生き残っていたでしょう。 「偶然」に両方が死滅していれば、その植物は現代に生き残っていないでしょう。 「ただ単に、生き残る確率が高かった方が生き残っただけ」であり「生き残る確率の違い」は「偶然」によって違いが生じたに過ぎません。 「選択」など無かったですし「選択」の理由なども無かったのです。 「偶然」に「理由など存在しない」のです。 「偶然、理由もなく、そうなってしまっただけ」の事に、無理矢理に理由を見い出そうとするのは「人間の悪いクセ」です。

hikaricom
質問者

補足

偶然の産物として考えることは、非常に面白いとおもいますし、かつてから、存在するアンチテーゼの論法であり、回答者様の意見に対して大変親近感を覚えます。そういった考え方はとても大切だと思います。ありがとうございました。

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  • suiran2
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回答No.3

花の花弁は,2つの重要な役割を担っています。一つは風媒花のように風邪で花粉が運ばれる花には大きな花弁はありません。送粉者といいまして動物が花粉を運ぶようになって送粉者を誘引するために発達したものです。もう一つ花弁は雄しべ雌しべといった生殖器官を包み込んで守る役割もあります。花が開いたり閉じたりしますのは,これら二つの機能を共に満たそうとしている結果です。 花には特定の送粉者がいます。花は自分の花に花粉を届けてくれる送粉者が活動する条件に開花するわけです。例えばミツバチは,晴れた温度の高い時間帯に訪花します。温度が一定以上で光で咲けばミツバチの活動に合わせられます。チョウが送粉者ですと,チョウは温度か高すぎますと行動できませんから,朝だけ活動するものや夕方だけ活動するものさらにガのように夜間だけ活動するものがあります。花はその時間帯にだけ咲くようになります。 二つ目の生殖器官を保護するために,寒冷地の花は温度が低いと花弁は閉じて保護しています。花粉をもらいたいから開きたいけれど温度が低いと生殖器官の保護の方が重要ですから花は開かずに終わってしまうものもあります。さらに受粉が完了しますと多くの花は花弁を閉じて生殖期を保護します。受粉後には二度と開くことがないものが多いですね。 チューリップは,寒冷地の花です。生殖器官を守るために温度が高くないと開きません。試しに咲きかけたチューリップを光の当たった低温庫に入れて置きますと1~2ヶ月以上も大きく開かない状態で長持ちします。 タンポポは特殊です。送粉者はハナアブですが,ハナアブは温度と関係なく光があればアサから夕方まで活動します。ですから多少寒くとも,特にセイヨウタンポポは冬でさえ咲いています。セイヨウタンポポは,在来タンポポよりも少しでも長く咲いて送粉者を独り占めし,在来タンポポとの競争に勝ち,はびこったものです。

hikaricom
質問者

お礼

詳しくご回答下さいましてありがとうございました。今まで、どちらかと言うと光や温度の要因の方にばかり注目していましたが、送粉者である昆虫との共生の重要性を意識していませんでした。 種を残すという生命にとって最重要な目的と優先して考えた場合、受粉と送粉者との関係が、花弁の開閉に根本的に要因しているという答えに納得できました。又生殖器の保護の重要性にも気付けました。 各花の開閉の差異が、送粉者である昆虫との関係によって生じるという回答は、最もシンプルで子供にも説明が付きました。 ありがとうございました。

hikaricom
質問者

補足

もしご存知でしたら、もう一つ教えてくださいませんか?花弁が閉じている状態。これは哺乳動物のところの睡眠とは違いますか?花弁を閉じることで生殖器の保護をしているとありますが、その保護とは具体的に何を意味しているのでしょうか? 花弁を閉じることの重要性とはなんだと考えられますか? もし分かりましたら、宜しくお願い致します。

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回答No.2

追記。 「開花」は、植物にとって「交配の準備」であって、動物にとっての「交尾の準備」に等しいです。 動物も「春に交尾期(サカリ)が来る種」や「雨季に交尾期が来る種」や「秋に交尾期が来る種」や、人間やウサギのように「年がら年中、365日、サカってる種」が居ます。 これも「交尾期が特定の時期になる種だけが生き残った結果」です。「交尾期が生存に適さなかった種」は、進化の過程で淘汰されて居なくなってしまったのです。

hikaricom
質問者

補足

ありがとうございます。その種を特徴付けているものとして、確かに遺伝だと思います。では、タンポポはなぜ温度による花弁の開閉を選択しなかったのでしょうか?又、チューリップはなぜ温度による花弁の開閉を選択する必要があったのでしょうか? 遺伝子に組み込まれた、この違いを生み出している要因は、確かに、その種が生息してきた気候や開花時期などが深く関係すると思われますが、そこにどのような合理性があったと推測できますでしょうか? 又、どのように考えるべきでしょうか? もし、更にご教示頂ければ幸いです。

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回答No.1

>この違いを決定付けているものは、なんでしょうか?何が違いを生み出しているのでしょうか? 遺伝情報が違いを生んでいる。 最初に、色々なパターンで開花する植物があって、進化の過程で「光に反応して花弁を開いたり閉じたりする種」とか「温度によって花弁を開いたり閉じたりする種」とか「季節(温度)によって開花する種」などが生き残った。 それ以外のパターンで開花していた植物は「開花のタイミングが種の生存に適さず、淘汰されてしまった」に過ぎない。 で「生き残った色々な種」は「温度で」の種や「光で」の種や「季節で」の種など、幾つかの「その種固有の開花パターン」を持つようになった。

hikaricom
質問者

補足

ありがとうございます。その種を特徴付けているものとして、確かに遺伝だと思います。では、タンポポはなぜ温度による花弁の開閉を選択しなかったのでしょうか?又、チューリップはなぜ温度による花弁の開閉を選択する必要があったのでしょうか? 遺伝子に組み込まれた、この違いを生み出している要因は、その種が生息してきた気候や開花時期などが深く関係すると思われますが、そこにどのような合理性があったと推測できますでしょうか? 又、どのように考えるべきでしょうか? もし、更にご教示頂ければ幸いです。

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