はじめまして♪
鶏肉の部位による違いも大きく影響します。
一般的に肉自体に脂肪分が少ない「ささみ」「胸肉」は、加熱しすぎるとパサパサで固く成りやすい。
最も多く用いられるもも肉は、適度に脂肪分が在るので、一般的にはさほど固く成りにくいと言われます。
しかし、淡白な「若鶏」なら固く成りにくいが、味が濃い「親鳥」はどうしても肉質が固く成るのです。
手羽等はゼラチン質が多く、むしろじっくり煮込んだ方が独特の味わいが楽しめるでしょう。
加熱温度と加熱時間、お肉の部位や状態を考えながら、お鍋に入れるタイミングや火加減を調整するのが良いのです。
基本的に、ぐつぐつと強火で沸騰させないようにしながら、食べるタイミングに合わせて具材を入れて行く。というのがベターです。
具材から出る「出汁」に頼らず、具材を入れる前のスープ、この時点でシッカリと美味しい出汁に成っている状態を造ってから、というのが良いと思います。
私の地域(地方)では、「水炊き」は滅多に食されませんが、鶏肉を用いた郷土料理、鍋料理として、「キリタンポ」があります。
(私達の地域ですと、「キリタンポ鍋」と言わなくても、「キリタンポ」と言えば鍋料理という認識だったりしますよぉ。)
この場合も、鶏ガラでしっかりスープを取って、醤油を加え味を整える。その後鶏モツ、固いけれど味が出る親鳥、ごぼう等を入れて、一煮立ちしたらアクを取り、その後にメインと成る鶏肉、キノコ類(主に舞茸、シイタケはナシ)、ネギ、セリ(根も美味しい)、そしてキリタンポを入れたら、軽く一煮立ちして完成です。
これで、歯ごたえが有って旨味の強い鶏肉と、柔らかく食べやすい鶏肉が同時に楽しめます。
もちろん、固く成る親鳥は薄く切って食べやすく、若鶏は大きめに切って柔らかい弾力を楽しめるようにしますよ。
(最近は、こういう「一手間」を省いた、簡単調理の場合も在る、、、少々残念です。)
「水炊き」の場合で、もし同じ部位のお肉を使うと言うなら、切り分けた時に薄い部分と、厚い部分を大まかに分けて、厚い方を先に加熱し、薄い方は少し間を置いてから投入する事で、中心部の加熱具合をおおよそ同じ程度に出来ると思います。
(この方法、私自身が造る鳥の唐揚げで、よく活用する工夫ですよぉ~。)
鶏肉の加熱具合は、中心部の温度に気配りをする事で、多くの場面に応用が出来るはずです。
とは、言っても中心部の温度を測定出来る訳じゃないので、有る程度は経験と感なのですけれどねww
お礼
この前鶏もも使ったけど若干かたかったんです。