Q、野犬に狙われやすい人の特徴。
A、野犬に警戒心を露わにする者。
1、遭遇したら思わず知らずメンチを切る。
⇒これで、野犬が観察対象と認識する。
2、次に、警戒して身構える。
⇒これに応じて野犬も防御態勢に入る。
3、遭遇者は恐怖を覚えて次のアクションをとる。
⇒ここら辺りで野犬は「去れ!」の意を込めて警戒吠えを開始。
ここで遭遇者が目を逸らして、徐々に距離を取れば《わかった!》のサイン。
ここで遭遇者が目を逸らさず、追い払い行動に出れば《拒否!》のサイン。
ここで遭遇者が目を逸らして、脱兎のごとく逃走すれば《負けた!》のサイン。
問題は、《わかった!》と《負けた!》では意味が違うってことです。
《負けた!》では野犬は納得出来ないし、今後の為にももう一押し。
それが、「逃げる獲物は追え!」の親の教えもあって警戒吠えは撃退行動に発展。
いわゆる、野犬のテンションがレッドゾーンに突入する瞬間です。
つまりは、野犬のレッドゾーン突入を回避する対応を心得ているか否かが勝負の分かれ目。
まあ、かくいう私も昔は野犬に遭遇すると道を引き返していた大の犬嫌い(苦手)でした。しかし、20年前にシベリアン・ハスキー犬と暮らすようになってから、捨て犬らとの付き合い方も覚えました。棒で叩かれるという虐待を受けて人間不信になった体重35Kgのオス犬。山に捨てられて石で追われる生活を送っていた体重27Kgのメス犬。いずれもシベリアン・ハスキー犬。その他に、私が保護した犬は4頭。彼らの多くは、(1)近寄った必ず攻撃すべき人間、(2)近寄ったらともかく威嚇すべき人間、(3)最初から心を許す人間の3タイプを相手提供する全ての情報から素早く判断していたように思います。
>ウーッ!ガウーッ!
保護した直後の捨て犬は、まず、人を近づけることはありません。150人近い従業員がかわるがわる接近を試みるも、歯茎を剥きだして白い牙を見せるハスキー犬に敢え無く撃沈。が・・・・・
>まあ、可愛いいハスキーちゃん!
一人の女性が、そう言うと(いきなり)ツカツカとハスキー犬に近づいてギューッと抱きしめました。アッという間の出来事でした。見れば、ハスキー犬の尾っぽはブンブン丸。つまりは、犬の対応も人間の出方次第ってことだと言うことです。そういうことで、私は、「相手の出方論」が有力なんじゃーないかと思っています。
お礼
ありがとうございます。 相手の出方次第でも変わるということもあるのですね。 >まあ可愛いハスキーちゃん! なかなか言えないですね。頭では分かっていてもやはり怖いですよね。