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カメラの測距点数のメリットについて教えてください
- カメラの測距点数はピントを合わせるポイントの数を指します。測距点数が多いほど動きのある被写体に有利です。
- 測距点数が多いと、視野の中でフォーカスできるポイントが増えます。これにより、とっさの時でもピントを合わせやすくなります。
- カメラの測距点数は撮る人の意志で選ぶことができますが、とっさの時に操作するのは難しいです。しかし、多くの測距点数は様々な撮影シーンで柔軟な撮影が可能となります。
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#5です。 >この理解は間違っていませんか 質問者さんは明晰な方ですね。 間違っておりません。 お考えの通りで、私の前回答への礼文で頂いたサッカーの例などは、AF可能な範囲を広くすると仇になりそうなケースです。 私ならむしろ狭く設定したいです。 ただ、前提とする状況としては厳し過ぎる感もあるのですよ。 いつもつれ合うか予測できるなら機敏な対応のしようもありますが、サッカーという競技は1分後どうなるか分からないじゃないですか。 また私個人の考えになるのですが、サッカーのように予測が困難な場合は「自分はあの選手のドリブルを撮る、そのために来た、とにかくそれが優先」みたいな感じに撮影の重点を絞って“備えた”ほうがいいです。 そしてその“重点”において、満足が行く写真が撮れれば「これでよし」と割り切ってしまうのです。 もちろん“備え”の想定外のプレーでも、シャッターは切りますよ。 でもその部分での失敗、あるいはイマイチ感は「おお… 今日の設定でもこれくらいはいけたか… 次は設定を変えてバッチリ決めてやろう」といった発想で切り抜けたほうがいいです。 例えばサッカーなら90分ですが、時間が定められているのに、ああいうシーンもこういうシーンも、と欲張っても、あまり成果が上がらないことは多いです。 場数を重ねていけば、同じ90分でも「この時間帯はこう、後半からはこう」といったようなメリハリをつけられるようになりますので、そうなれば全体の歩留まりが上がってきます。 既に一眼レフを所持されているのか、これから購入予定なのか分かりませんが、提案といたしましては、測距点が多いことのメリットを考えるより、中央1点でどれだけのことができるか、というのをしばらく実験的にやってみるといいのではないかと思います。 これに前回答でも書いたフォーカスロックとマニュアルフォーカスをプラスすると、8割… いや… もっとかな… とにかくそのくらい対応可能なのですよ。 もちろん、やっているうちに「取りこぼしをもう少し減らしたい」とか「この写真はこの写真でいいのだけど、もう1ランク上を…」となってくるのですが、「中央1点でもこんなにできるんだ…」ということに気がつけばこそ、測距点が多いことのありがたみや可能性が身に染みて分かると思いますし、そこまでいけば自分オリジナルの測距点設定も難なく作れるのではないかと思います。
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例えば、測距点が10個あるカメラがあるとします。 ファインダーを覗いて、ピントを合わせようとしたら、測距点と測距点の間にピントを合わせたいものが位置しています。 さて、どうしましょう。 上記の状態だと、そのまま測距点を選ぼうとしても無理であるというのは分かりますよね。 カメラを動かす必要があるのです。 構図自体を変えてしまうか、一旦被写体と測距点が重なるようにしてフォーカスロックしてから元の構図に戻すか、あるいは測距点にとらわれずにマニュアルフォーカスか… ということになります。 ですが測距点が倍の20個あるカメラならどうでしょう。 上手く被写体と測距点が重なる可能性が高くなりますよね。 つまり、この測距点にフォーカスせよという指示… 測距点の選択ですが、これだけでOKになるケースが増えるのです。 これが最大のメリットだと思います。 多分「はあ… それだけなの…」という感じですよね。 これだけだと「結局とっさのときには役に立たないの」という疑問が湧くと思います。 答えはその通りで『基本的には役に立たない』のです。 そもそも本当に“とっさのとき”だと、人間の反応がまず追いつきません。 交通事故の際のコメントで「すぐ急ブレーキをかけたんだけど…」といったのを耳にしたことがあるでしょう。 空走距離というのがあって、ブレーキが効き始めるまでのわずかな時間にも事態(車)は進んでしまうので、なかなか思う通りにはいかないのです。 写真の撮影も同じで「あっ、シャッターチャンス(とっさのとき)だ!」と思ってから動いても大概は“時すでに遅し”になります。 ときどきシャッターチャンスとしての時間が長いこともありますけど、そればかり当てにするわけにもいきません。 これは私個人の考えですが、シャッターチャンス(とっさのとき)での対応に不可欠なのは、スペックの高い機材ではなく、『備える』ことだと思います。 例えば街を歩いていて「なんか面白いものがありそうな気が…」と感じたら、そのまま漠然と歩くのではなく、カメラの電源を入れていつでもシャッターを切れる状態にして、「なんかないかな、なんかないかな」と、頭を撮影モードに切り替えて歩く、これが『備える』ということです。 ただ、集中力をそこそこ使うので、個人差はあると思いますが、四六時中“備えて”いると疲れます。 このあたりは撮影者自身でメリハリをつけていただくよりありません。 話を戻しますが、ここまでくると「測距点が多いと“備え方”に幅が出るんじゃね」ということに気がつきませんか。 スナップ的に瞬間を狙うなら「写ることが優先、日の丸構図どんと来い」で中央1点、スポーツを撮影していて「選手の顔をこの辺にした構図で…」という狙いなら、その辺りを領域拡大AFで、とかそんな感じで柔軟に備えることが可能になるのです。 つまり「測距点が多いと撮影者が意図に応じたAF設定を作りやすい」というのが第二のメリットです。 ただ、設定を作るためには知識も試行錯誤も必要になるので、そんなに簡単でもありません。 測距点だけ多くてもとっさのときに『基本的には役に立たない』というのはそういうことです。 分かりづらい文章だったもしれませんので、疑問点がありましたら補足を入れて下さい。
補足
本当に丁寧に説明していただき申し訳ないです。時間を取らせました。 まだやっぱり本当には理解できてないです。(._.) ポイントが多いことで可能性がたくさんあることは分かりました。 固定的な構図で、いっぱいフォーカスポイントがあったら、その中のどこに合わせるかっていうことを撮影者が指定すれば、カメラを動かさずに画面の端にあるものにピントを合わせた写真なんていうのも撮れるわけですね。 ただ、相手が動くものだったら、いっぱいフォーカスポイントがあっても、どの点でピントを合わせるかっていうことを最初に指定していないと撮影者の意図していないところにカメラが勝手にピントを合わせてしまうことになりますよね。例えば、サッカーの試合なんかで、何人もがもつれ合っているときに、誰にピントを合わせるかは撮影者が決めたいのに、カメラは意図しないプレイヤーにピントを合わせてしまうっていうこともありますよね。 この理解は間違っていませんか?
- hayasi456
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前後左右上下の動きのある動体にフォーカスを追随する時に複数の測距点が有利と言う意味でしょう。 人物、風景、静止物など多くの撮影でとっさの時は稀ではないでしょうか。 野生動物の撮影でも動きを予測して撮影するでしょう。 nature-spirit さんの「とっさの時」と言う意味が 突然出現する被写体の撮影ならばマニュアルでフォーカスを決めるのも難しいでしょう。 それに備えるなら中央で測距するように設定が無難でしょう。 被写界深度の深いワイドレンズを付け、レンズキャップは付けず常に手元にカメラを用意しておくと良いでしょうね。 AFだけでなく様々な設定の組み合わせが出来ます。 色々試し用途に合わせた最適な設定を見つけておくと良さそうですね。
- lupin-333333
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専門家ではないが、20年以上前から、AFの機能をつかっているものとしての回答です。 >どのポイントにピントを合わせたいかというのは撮る人の意志であって、カメラが勝手に判断できるものじゃないと思います。 その要望にかつて答えたメーカーが在りました。視線入力という機能でCannonですね。ロック機能があり、視線をメモリーすると、 その被写体を目で追うかぎり、 追いかけてピントを合わせ続けるという、すぐにでも軍事転用できる、すぐれものの機能ですね。 80年代にアメリカで実現したビデオカメラによる、ミサイルの追尾システムで、映画にもよくでてくるマーベリック弾など、空対空、地対空ミサイルによく使われる、映像解析と、レーダーによる追跡システムです。かつての赤外線追尾に取って代わるとして期待されたシステムです(もしかしたらパクッタ?)。 実際に使ってみたところ、確かに追尾し続けるので、シャッターチャンスを逃す事はありません。特にスポーツなど動きの早い物には、うってつけの機能です。が、しかし、パパラッチや報道など、被写体が一つでないとき、予測できないような状況では、邪魔な機能です。 そう、あなたが言うように、被写体はファインダーの中でも、常に変わるので、目で見ている物が必ずしも、写したいものでもなく、別な被写体に視線を移すと、それにあわせてピントがあってしまうため、”被写体をロックする”+”対象物のプライマリ、セカンダリ”+すぐに切り替えられる機能など、たくさんの機能追加が必要で、それだけのたくさんの機能をマスターするには、まさに戦闘機のパイロットのように、熟練が必要です。 つまり、Autoにするには、やろうと思えばできるが、それを使いこなすだけの技量が必要となる。また、それだけセンサーや、大量の計算を瞬時に行う、世界最小かつ、最速のチップが必要となり、まさに世界の軍事産業メーカーが数兆円をかけて、しのぎをけずって開発しているものを使う必要があります。 市販にそれらを使うには、どうしたらいいのか、考えた結果、彼らなりに出した答えが、ポイントをたくさん増やす。という事です。 単純に、ポイントを増やせば、精度が上がるという答えではない。というこです。 顔認識システムが開発されてから、はや10年がたちます。このシステムができてから、いろんな所に応用され、市販では、人間の笑顔を見つけると、シャッターが自動で切れるなんて事ができるようになり、これらの認識システムの応用および、発展型が対象物の増加における、情報量の大量化で、それによる解析で、できる事が増えます。 たとえば、ピントは、フォーカスリングだけであわす物ではない。というのをご存知ですか? 被写体深度と呼ばれるレンズ特性ですね。 絞り込む(F値を下げる)と、被写体深度が浅くなり、開放すると、そのレンズの最大でピントが合う範囲が広がる。300mmの望遠だと、10cm前後のぴんと範囲だが、開放値がF2.8のレンズだと、F11ぐらいで30cm以上ぐらいになり、多少ピントがずれてもぼやける事はない(対象物が)。 こういった、複雑な計算も、たくさんの情報があれば、自動で計算し、本来レンズを10mm動かさないとぴんと合わないのに、絞り値により、実は9mmでもピントがあってしまうなら、その付近(ファジーな動作をわざと行う)におき、画面に映っている他の物体の動きを予測してゆく情報として、多数のポイントあれば、それらを予測するための情報としていかせるわけす。 この予測して、次の行動を待機するというのは、実は現在のコンピューターのCPUにとって画期的で、計算速度(操作性の向上においてのみ)におおいにやくだちました。この革命が起きたのは1990年代にはいってから,シスクプロセッサーから、RICKプロセッサーへと移行をうながしました。 当初、この予測分岐して計算するなんて無駄で、そんなもの実務でつかえるか! というのが多くのコンピューター技師たちの意見だったんですけどね、今はほとんどがリスクプロセッサーです。 この予測分岐ですが、実は人間も、頭の中でおこなっていて、ほとんどの場合、意識しないでおこなわれています。逆に言えば、意識しなくてもできるように、プロのスポーツマンは日々鍛錬しているといえます。例えば相手が蹴ったボールが、この辺りに来ると予測して、走りこんでヘディングシュート。なんて、目からは入った(一個の情報)情報だけでは、まずできません。 で、とどのつまり答えは、予測行動に生かせるということです。
補足
大変くわしくお答えいただきありがとうございます。 予測行動ですか・・・例えば、10メートル先に静物があるとして、それを撮影しようとしてシャッターを押す瞬間に子供が視野内を横切ったとすると意にそぐわずに子供にピントが合った写真ができてしまうということですよね。この理解で合ってますか? それって便利でしょうか。
- eroero4649
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「とっさのときに狙った被写体にビシッとマニュアルでピントを合わせられる腕をもった人が世間にどのくらいいるか」ってのを考えるといいと思います。 ちなみに私は動きモノを撮影することがありますが、一眼レフだとそのオートフォーカスでピントを合わせるポイントを任意で動かすこともできます。例えば、右側だとか左側にポイントを置いて「ここにいるやつにピントを合わせろ」とするのです。そうするとあらかじめ考えた構図に被写体がきたときにそこにピントを合わせることができるので便利です。そこでそれにきちんとピントを合わせる腕は持ち合わせていませんのでね。鉄道のように動く方向が決まっているものなら置きピンができたりしますけどね。
補足
ということは、画面内のある場所にピントを合わせるということをあらかじめ指定しておいて、そこに来たものにピントが合わせられることができるってことですか? 真ん中じゃなくて。 それってそんなに便利ですか。
- mpascal
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お礼
ピントの信頼性を疑っているのではありません。測距点の数の有効性について質問しているのです。
補足
love-shutter さん、本当にご丁寧な説明をありがとうございました。 私は、カメラ歴はそれなりにありますが、フォーカスポイントがいくつもあるような高級カメラを使ったことはありません、往年のOM-2が愛機でした。(といえば、おおよそ年齢も分かるかと…) その時代の人間ですので、最近のAFましてやフォーカスポイントがいっぱいあるような機種の利点というものが実感として分かりづらいのです。 この冬にボーナスをはたいてちょっと良い一眼を買おうかと思っており、この質問をさせていただきました。 実際に自分で使ってみて、その良さや欠点などを実感したいと思います。