電気工事会社を経営する者です。
白熱電球からLED電球に取替える際に一番注意しなければならない事は、現在お使いの照明器具が密閉型か開放型かで選択するランプが違うという事です。
密閉型の照明器具にはそれに対応するランプを選択しないと、放熱がうまくいかず非常に短命なだけでなく、最悪の場合は火災に繋がる恐れがあるという事です。
開放型の照明器具であればランプによる問題はありません。
それと階段や廊下であれば三路スイッチが使われていると思います。
全てのLED電球がそうではありませんが、海外製メーカーなどの安価なものでは点滅したり点灯しなかったりするものもあります。
更には旧型のほたるスイッチが使われている場合には安価なLED電球の不点灯や不消灯の事例もたくさんあります。
ちなみに国内メーカー製のものはそのような事象は起きません。
ワット数が云々と言ってる回答者もいますが、LED電球は元々消費電力が小さいので従来の電球のように消費電力イコール明るさにはなりません。
LED電球を選ぶ際に気を付けなければならない事としては、どれだけ拡散性が高いかという点です。
参考として表記されている電球何W相当というのもイメージなのであまり当てにはなりませんし、ルーメンという単位で表記されている照度にしてもランプ全周での照度の事なので、拡散性の高いものとそうでないものを数字のみで比較しても、実際に点灯させると明るさのイメージが全く異なるという事です。
可能ならば実際に点灯させて展示しているお店などで実物を確認する事をお勧めします。
それと現在ではほとんどのメーカーで調光可能型LED電球の販売を終了しています。
理由は調光スイッチとのミスマッチによるランプの破損や発火が相次いだからです。
ただし海外製メーカーの安価なものに関しては未だ販売しているかどうか知りませんのでご注意下さい。